🎬 シナリオ
MOps チームは、家電カテゴリに有料の延長保証(5年)をカートで付けられる機能を作ることになった。保証は保証会社「K保証」(架空)が引き受け、当社は販売窓口として保証料の40%を手数料で受け取る(仮定)。家電の年末商戦(BF 11/27)に合わせ、リリース目標は 11/16(月)。今日は 10/7(水)。
| スプリント | 期間 | 稼働 | キャパ |
|---|---|---|---|
| S21 | 10/19〜10/30 | 10日 | 18pt(実績 18/19/18 の最小) |
| S22 | 11/2〜11/13 | 9日(11/3 文化の日) | 16pt(18 × 9/10 を切り下げ) |
| 合計 | 34pt |
PdM 鈴木さんのエピック:
📄
E1: 会員として、家電を買うときに延長保証を付けたい。カートでも注文後でも付けられ、PC・スマホ・アプリのどれでも使え、ギフトでも付けられ、返品したら自動で解約・返金され、保証書はマイページで見られるようにしたい。そうすれば、故障の心配なく高い家電を買える。
3人の見積もりは 40/55/89pt。2スプリント(34pt)を超え、倍以上に割れている。
💬
リード佐藤: 「E1 のままでは積めない。11/16 に何か1本は確実に出せる形に割ってほしい。あと、受け入れ条件を書いてから持ってきて。書くと分かることが多いから」
分かっている情報(すべて演習の設定値=仮定)
| 情報 | 値 |
|---|---|
| 家電の月間注文 / うち保証対象(税込1万〜30万円) | 14,000件 / 8,400件(60%) |
| 価格帯の内訳 | 1万〜3万円 50%/3万〜10万円 38%/10万〜30万円 12% |
| 保証料(5年) | 1,100円/3,300円/8,800円 → 平均 2,860円(導出) |
| 想定加入率(カート時) | 6% → 504件/月 |
| 注文後に追加で加入 | カート時加入の15% → 76件/月 |
| 注文の経路 | Web(PC・スマホ共通) 75%/アプリ 25% |
| ギフト注文の割合 / 返品率(出荷後) | 4% / 3% |
| K保証への加入データ | 日次CSV(SFTP)。項目と締め時刻は未確認。API は別契約・審査4週間 |
📝 課題
- エピック分割表: E1 を SPIDR(Spike/Path/Interface/Data/Rules)の5つの切り口で割る。切り口ごとに「割った候補」「最初の1本(US1)に残すもの・後に回すもの」を書く
- US1 の受け入れ条件を Given-When-Then で書き、書いている途中で出た疑問を表にする。1件ずつ「決めて残す/別ストーリーに切る/規則を緩めて後で/調べる」のどれで処理するか決める
- 2スプリント(34pt)の投入案: 積まないものには「その間どうしのぐか」と「拾い直す条件」を付ける
🔍 ヒント(段階的開示)
ヒント1
割った後の1本は、それだけ出しても顧客に約束したことが守られるか。「カートで保証が付けられるが、K保証に加入データが届かない」1本は出せるか
ヒント2
Rules の切り口で「後回しにしてよい規則」と「絶対に後回しにできない規則」がある。法令で決まっている表示はどちらか
ヒント3
後回しにした機能の穴を人の手作業で埋めるなら、月に何件・何時間か。数えてから決める
ヒント4
どれを後回しにするかは「失う加入件数 ÷ pt」で比べられる
ヒント5
受け入れ条件に「ただし」「または」「〜の場合は」が増えたら、それは何の合図か
ヒント6
Cohn はスパイクを最初の切り口にしない方がよいとしている。なぜか
📚 背景知識・用語解説
📖
エピック: 1スプリントに収まらない大きなストーリー。「まだ割っていない要望」の置き場所で、問題はエピックのまま見積もり・計画に入れること。
縦切りと横切り: 縦切りは画面・処理・連携を全部含む薄い1本。横切り(画面だけ・連携だけ)は単独でリリースできず、分割したことにならない。
受け入れ条件(Given-When-Then): 前提・操作・結果で完了を判定できる形にする。今回は分割の道具として使う(本格的にはテーマ4-3)。
後回しにできない規則: 通信販売の最終確認画面には、分量・価格・支払の時期と方法・引渡し時期・申込期間・契約の解除に関する事項を表示する(特定商取引法第12条の6、2022年6月施行。条番号と時期は記憶・未照合)。返品特約もネット通販では最終確認画面に表示(法第15条の3ただし書・省令第44条。消費者庁「特定商取引法ガイド」通信販売のページを確認・参照日 2026-10-07)。保証の法的な位置づけ(保険業法など)は法務確認事項で、今回は扱わない。
縦切りと横切り: 縦切りは画面・処理・連携を全部含む薄い1本。横切り(画面だけ・連携だけ)は単独でリリースできず、分割したことにならない。
受け入れ条件(Given-When-Then): 前提・操作・結果で完了を判定できる形にする。今回は分割の道具として使う(本格的にはテーマ4-3)。
後回しにできない規則: 通信販売の最終確認画面には、分量・価格・支払の時期と方法・引渡し時期・申込期間・契約の解除に関する事項を表示する(特定商取引法第12条の6、2022年6月施行。条番号と時期は記憶・未照合)。返品特約もネット通販では最終確認画面に表示(法第15条の3ただし書・省令第44条。消費者庁「特定商取引法ガイド」通信販売のページを確認・参照日 2026-10-07)。保証の法的な位置づけ(保険業法など)は法務確認事項で、今回は扱わない。
SPIDR(Mike Cohn)
出典: Mike Cohn "Five Simple but Powerful Ways to Split User Stories"(Mountain Goat Software、WebFetch で確認・参照日 2026-10-07、ページ表示の最終更新 2026-08-06)。Cohn は、スパイクは欠かせないが最初に試す切り口ではないとしている。
| 文字 | 切り口 | 今回の例 |
|---|---|---|
| S | Spike(調査を切り出す) | K保証の CSV 項目と締め時刻を1日で調べる |
| P | Path(通り道の違い) | カートで付ける/注文後にマイページで付ける |
| I | Interface(端末・UIの作り込みの段階) | Web/アプリ、加入番号のテキスト表示/保証書PDF |
| D | Data(扱うデータの種類・範囲) | まず1万〜10万円だけ、5年保証のみ |
| R | Rules(業務規則を一時的に緩める) | 返品時の自動解約は後回しにして CS が手作業 |
🧩 SPIDR 仕分けクイズ(10問)
それぞれの割り方がどの切り口かを選んでください。選ぶとすぐ判定します。
| # | 割り方 | 切り口 | 判定 |
|---|
✅ 模範解答
自分の分割表と受け入れ条件を作ってから読み比べてください。
1. エピック分割表(SPIDR)
| 切り口 | 割った候補 | US1 に残す | 後に回す | 回す理由 |
|---|---|---|---|---|
| S | SP0: K保証の CSV 項目・締め時刻・取消の受け方を1日で確認 | ― | ― | 連携部分が見積もれない(割れの一因)。ただし他の4つで割った後に残った不明点だけを対象にする |
| P | カートで付ける/注文後30日以内にマイページで付ける | カート | 注文後の追加加入(US3) | 注文後は別の決済(追加の与信)が発生し規模が別物。加入の85%はカート時(仮定) |
| I | Web/アプリ、テキスト表示/保証書PDF | Web(PC・スマホ共通) | アプリ(US5)、PDF(US6 はテキストのみ) | アプリは審査とリリース列車(隔週木曜)があり、日程リスクが重なる |
| D | 価格帯3つ/1万〜10万円だけ、5年のみ/3年プランも | 1万〜10万円・5年のみ | 10万〜30万円(US2)、3年プラン(Won't) | 高額帯は K保証の上限確認が要る(SP0 で同時に聞く)。3年は要望に無い |
| R | 返品時の自動解約/ギフトの名義/一部だけ付ける/自動送信 | 法令上の表示、出荷前キャンセル除外、数量連動 | 自動解約(US4)、ギフト(US8)、一部だけ(Won't)、自動送信(US1b) | 穴を手作業で埋める量が月数時間に収まるものだけ緩めた |
⛔
緩めてはいけない規則: 最終確認画面への保証料・解約条件の表示(法令)。これを後回しにした1本はリリースすれば違反なので出せない。R は「規則を緩める」切り口だが、緩めてよい規則(社内の業務規則)と緩められない規則(法令・契約)を先に分けるのが今回の核。
手作業で埋める量(緩めた規則ごと・導出)
| 緩めた規則 | その間のしのぎ方 | 量 | 判断 |
|---|---|---|---|
| 返品時の自動解約・返金(US4) | CS が K保証の管理画面で解約・返金 | 504 × 3% ≒ 15件/月 × 12分 ≒ 3時間/月 | 緩める。月30件超か返金漏れ1件で US4 を積む |
| K保証への自動送信(US1b) | 運用担当が毎朝 CSV を出して SFTP に上げる | 10分 × 20日 ≒ 3.3時間/月 | S21 の間だけ。S22 で自動化してリリース |
| ギフト注文(US8) | 保証欄を出さず「ギフト注文では付けられません」 | 8,400 × 4% × 6% ≒ 20件/月を失う | 緩める。名義は K保証の約款確認待ち |
2. US1 の受け入れ条件と、書いて出てきた論点
US1(8pt): 会員として、Web で対象家電(税込1万〜10万円)をカートに入れたとき、1台ごとに5年延長保証を付けて注文したい。そうすれば、故障時の修理費を心配せずに高めの家電を選べる。
シナリオ1: 保証を付けると保証料が明細に加わる
Given 会員が税込29,800円の対象冷蔵庫1台をカートに入れている
When カートで「5年延長保証を付ける」をオンにする
Then 明細に「5年延長保証 1,100円」が1行加わり、合計が30,900円になる
シナリオ2: 数量に連動する
Given 対象商品を数量2でカートに入れている
When 保証を付ける
Then 保証は2件・2,200円になり、1台だけに付ける選択肢は出ない
シナリオ3: 最終確認画面に表示する
Given 保証付きの商品がカートにある
When 最終確認画面を開く
Then 保証の名称・期間(5年)・保証料・引受会社名・解約と返金の条件が、
リンク先ではなくこの画面の本文に表示される
シナリオ4: 保証料はクーポン適用前の販売価格で決まる
Given 税込31,000円の商品に3,000円引きクーポンを適用している(支払額28,000円)
When 保証を付ける
Then 保証料は「3万〜10万円」帯の3,300円になる
シナリオ5: 出荷前キャンセルは加入データに含めない
Given 保証付きの注文が確定し、まだ当日分の CSV が作られていない
When 会員が出荷前に注文をキャンセルする
Then その保証は当日分の CSV に含まれず、保証料は商品代金と一緒に返金される
シナリオ6: ギフト注文では付けられない
Given 会員がギフト設定(届け先が別・明細なし)を選んでいる
When カートを開く
Then 保証の欄は「ギフト注文では付けられません」と表示され、オンにできない
書いていて出た論点と処理
決めて残す別ストーリーに切る緩めて後で調べる
| # | 疑問 | 処理 | 結果 |
|---|---|---|---|
| Q1 | 2台買って1台だけ付けたい人は? | 緩めて後で | 数量に連動(シナリオ2)。一部だけは Won't。問い合わせ月10件超で再検討 |
| Q2 | クーポンで価格帯をまたいだら? | 決めて残す | 割引前の販売価格(シナリオ4)。K保証の料金表の決め方に合わせる(SP0 で確認、違えば書き直す) |
| Q3 | 最終確認画面に何を出す?リンクで足りる? | 決めて残す(緩められない) | 本文に表示(シナリオ3)。文言は法務高田さんの確認を S21 の5日目までに |
| Q4 | 出荷前キャンセルと出荷後の返品は同じ扱い? | 残す+切る | 出荷前は CSV から外すだけなので残す(シナリオ5)。出荷後は K保証側の解約が要るので US4 に切り、当面 CS 手作業 |
| Q5 | ギフトのとき保証の名義は誰? | 緩めて後で | 付けられない表示(シナリオ6)。名義は US8 で |
| Q6 | セット商品の価格帯は本体価格?セット価格? | 緩めて後で | セット商品は対象外と表示(US1 の作業に含める) |
| Q7 | CSV の締め時刻は?当日何時までの注文が翌日加入? | 調べる | SP0。シナリオ5 の「当日分」の境目がここで決まる |
🔎
読み方: 7件中、US1 に「決めて残した」のは Q2・Q3 と Q4 の半分だけ。書く前の US1 には7件が全部、暗黙に入っていた。3人の見積もりが 40〜89pt に割れた理由の大部分はここ(3人が頭の中で違う答えを仮定していた)。
3. ストーリー一覧と2スプリントの投入案
| ID | ストーリー(要約) | 切り口 | pt | 積まない場合に失う加入(月) | 1pt あたり | 投入 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SP0 | K保証の CSV 項目・締め時刻・取消・高額帯の上限を1日で確認 | S | 1 | ― | ― | S21 先頭 |
| US1 | Web・1万〜10万円・カートで保証を付けて注文 | 縦切りの本体 | 8 | 504(全部。他はこの上に乗る) | 63 | S21 |
| US2 | 10万〜30万円帯も付けられる | D | 2 | 60 | 30 | S21 |
| US7 | マーケ: 加入率・件数を日別に見る | ― | 2 | ―(測れない) | ― | S21 |
| US1b | K保証への CSV を自動送信 | R | 3 | 0(手作業 3.3h/月) | ― | S22 |
| US6 | マイページで加入番号・期間をテキストで見る | I | 3 | 0(メールで代替) | ― | S22 |
| US5 | アプリでも付けられる | I | 8 | 126 | 15.8 | S22 |
| US3 | 注文後30日以内にマイページから追加加入 | P | 8 | 76 | 9.5 | 積まない(S23) |
| US4 | 返品時に保証を自動解約・返金 | R | 5 | 0(CS 手作業 3h/月) | ― | 積まない |
| US8 | ギフト注文でも付けられる | R | 5 | 20 | 4 | 積まない |
- 投入: S21 = SP0 1 + US1 8 + US2 2 + US7 2 = 13 / 18pt、S22 = US1b 3 + US6 3 + US5 8 = 14 / 16pt、合計 27 / 34pt(79%、予備 7pt)
- 11/16 に確実に出せる1本: S21 で US1+US2 が通れば、Web で全価格帯の保証が付けられる(加入見込み 378件/月)。S22 が崩れてもこれは出せる
- US5 と US3 のどちらを S22 に: 同じ 8pt で失う加入が 126 vs 76。アプリ先。ストア審査で 11/12 の列車に乗れなければ 11/26 になるが、Web 分は影響を受けない
- 続けるかの基準(仮定): リリース後4週の Web 加入率 4%以上→US3・US4 を積む/2〜4%→文言見直し/2%未満→想定6%を見直し、US3・US8 は積まない
- 試算(導出): 全部入り 580件 × 2,860円 × 40% ≒ 66万円/月。今回の投入で 484件 → 約55万円/月(83%)を 27pt で取りにいく
投入案の試算ツール
数値はすべて演習の設定値(仮定)。積むストーリーと前提を変えて、キャパ・失う加入・手作業の量・出せるかどうかを確かめてください。
💡 なぜこう作るのか
- SPIDR の5つを全部試してから選んだ: 1つの切り口だけでは残る1本がまだ大きい。P(カート)・I(Web)・D(10万円まで)・R(自動解約なし)を重ねて、やっと US1 が 8pt(S21 の半分以下)になった
- US1 と US1b を分けても横切りにならない理由: US1b を後回しにしても、US1 単独で顧客に保証が届く(CSV は手作業で上げる)。「カートで付けられるが K保証に何も送らない」1本は、保証料を払って保証が無い状態になるので出せない。判定は「その1本だけ出して、顧客への約束が守られるか」
- 緩める規則を手作業の量で選んだ: 穴は誰かが埋める。数えずに緩めると、CS が年末商戦で想定外の手作業を抱える。月3時間なら CS 森リーダーが受けられる量として、S21 開始前に合意を取る
- スパイクを1本・1日に限った: 最初からスパイクに逃げると「全部調べてから割る」になる。P・I・D・R で割った後に残った不明点(締め時刻と高額帯の上限)だけを調べる
- 受け入れ条件を分割の前に書いた: 条件を書くと7件の論点を「残す・切る・緩める・調べる」に決めざるを得ず、その結果として割り方が決まる。分割と受け入れ条件は順番ではなく往復
🔀 迷った他案と採らなかった理由
| 案 | 採らなかった理由 | 判断が変わる条件 |
|---|---|---|
| E1 のまま2スプリントで全部 | 見積もり 40〜89pt のうち2人分がキャパ34ptを超え、11/16 に何も出せない可能性が高い | 見積もりが割れず 40pt 以下にそろった場合 |
| 層で割る(S21 画面、S22 連携) | S21 の終わりに出せるものが無い。S22 が遅れると全部遅れる | 無し(今回の条件では常に劣る) |
| 最初にスパイクで全部調べる(2〜3日) | 調べる対象が広がり、割る作業が後ろにずれる | K保証の料金表すら未確定の場合 |
| 返品時の自動解約(US4)を Must に | 月15件・3時間で手作業で受けられる。5pt はアプリ(126件)に回す方が加入が多い | K保証が即時取消 API を無償で出し 2pt で済む場合、月30件超、返金漏れ発生 |
| アプリより注文後加入(US3)を先に | 同じ 8pt で 76件 < 126件 | ストア審査が 11/12 に間に合わないと分かった時点で S22 を US3 に差し替え |
| ギフト(US8)も今回入れる | 名義の扱いが約款次第で期間内に決まらない。失う加入は月20件 | K保証が「購入者名義でよい」と書面回答した場合(2pt 程度に縮む見込み) |
⚠️ よくある失敗パターン
| 失敗パターン | なぜ問題か | 改善策 |
|---|---|---|
| 「画面」「API」「連携」で割る | どれも単独で出せず、最後の1本が遅れると全部遅れる | 「その1本だけ出して約束が守られるか」で判定 |
| R で法令上の表示まで後回しにする | 出せない1本ができる。出せば違反 | 先に「緩められない規則」を列挙して US1 に固定 |
| 緩めた規則の穴を誰が埋めるか書かない | リリース後に CS・運用が想定外の手作業を抱える | 件数×時間で量を出し、受ける人の合意を取る。積む条件も書く |
| 受け入れ条件を分割の後に書く | 割った後の1本に「ただし」が残り、また見積もりが割れる | 論点を「残す・切る・緩める・調べる」に仕分けてから割る |
| スパイクから始める | 調べる対象が広がり、顧客に届く変化が増えない | P・I・D・R で割った後、残った不明点だけ時間で区切る |
| pt の小さい順に並べる | 小さいが価値の低いもの(US8 1ptあたり4件)が先に来る | 「失う価値 ÷ pt」で比べる。ただし縦切りの本体は常に先頭 |
🏢 実務での使いどころ
- 使う局面: リファインメントでエピックを初めてチームに見せる場面。PdM は割り方の案を持っていくが、どの規則を緩めるかはエンジニア・CS・法務と決める
- 隣接する役割: エンジニアは「この1本は単独で出せない」と指摘できる。QA は受け入れ条件の「ただし」から分割を提案できる。法務は「緩められない規則」の線を引く。CS は穴を受けるかを決める
- 個人開発への転用: 作りたい機能を1行で書いたら、SPIDR の表(切り口/候補/最初に残す/後に回す/理由)を埋める。なぜこの順で作ったかが残る
➡️ 次のステップ
- テーマ4-3「受け入れ条件の定義」で、シナリオ3 の「解約と返金の条件」を曖昧さの無い文に。返金は全額か日割りか、手数料は差し引くか
- 問い: アプリのストア審査が 11/12 に間に合わないと 10/30 に分かったら、S22 をどう組み替えるか。US3 に差し替えたときの加入の差(126→76件)を誰にどう説明するか
- テーマ4-4 で、積まないにした US3・US4・US8 を MoSCoW で並べ直す
🧭 扱わなかった範囲・検証していない点
- 延長保証の法的な位置づけ(保険業法・少額短期保険、景品表示法)、K保証との契約、保証料の会計処理は扱っていない
- 特定商取引法第12条の6 と施行時期は記憶・未照合。返品特約の表示(第15条の3ただし書・省令第44条)は消費者庁の特定商取引法ガイドを確認(参照日 2026-10-07)
- SPIDR は Cohn の記事を WebFetch で確認(参照日 2026-10-07)。要約ツール経由で、原文の全文照合はしていない
- 注文件数・価格帯・保証料・加入率6%・返品率3%・手作業時間・キャパ・pt はすべて演習の設定値(仮定)。加入率の業界水準は調べていない
- ストーリーマッピング(Patton)、受け入れ条件の網羅性(境界値・異常系)は扱っていない