概要

データアーキテクチャ (Data Architecture)

DAMA-DMBOK 2nd Edition — Chapter 4: Data Architecture

出題割合: 6%(約6問)


1. データアーキテクチャとは

定義: 組織のデータ資産を管理するための仕様・フレームワーク・計画の総体。データの収集・格納・配布・消費に関するマスタープラン。

"Data Architecture defines the blueprint for managing data assets by aligning with organizational strategy to establish strategic data requirements and designs to meet those requirements."


2. データアーキテクチャの目的

  1. データ資産の管理に関する標準と仕様を定義する
  2. ビジネス戦略と整合したデータ構造を設計する
  3. データ統合・共有の基盤となる標準と規則を提供する
  4. ストレージ・アクセス・移動の長期的な計画を立てる

3. エンタープライズアーキテクチャフレームワーク

TOGAF(The Open Group Architecture Framework)

最も広く使われるEAフレームワーク。

ドメイン 内容
Business Architecture ビジネス戦略・組織・プロセス
Data Architecture データ構造・管理
Application Architecture アプリケーション・インターフェース
Technology Architecture インフラ・ネットワーク・ハードウェア

Zachman Framework

6行×6列のマトリクスで企業アーキテクチャを整理。

Why How What Who When Where
動機 機能 データ 人・組織 時間 場所

4. データアーキテクチャの成果物

アーキテクチャ文書の種類

文書 内容
エンタープライズデータモデル(EDM) 組織全体のデータ構造の概念・論理モデル
データフロー図(DFD) データがシステム間をどう流れるか
データベースアーキテクチャ 物理的なデータストアの構成
データ統合アーキテクチャ システム間のデータ連携方式

エンタープライズデータモデル(EDM)


5. データアーキテクチャのスタイル

従来型(Traditional)

モダンアーキテクチャ

スタイル 特徴
Data Lake 生データを形式問わず格納(Schema-on-Read)
Data Lakehouse Data Lake + DWHの特性を統合
Data Mesh ドメイン分散型・データプロダクト指向
Lambda Architecture バッチ + ストリーム処理の統合
Kappa Architecture ストリーム処理のみで統一

6. データアーキテクトの役割

役割 内容
Enterprise Data Architect 組織全体のデータアーキテクチャを策定
Solution Data Architect 特定のプロジェクト・システムの設計
Data Infrastructure Architect ストレージ・処理基盤の設計

Data Architect の主要スキル:


試験ポイント