試験要項 — Professional Cloud Database Engineer (PCDBE)
出典: Google Cloud 公式認定資格ページ / 公式試験ガイド v1.2 (PDF)(2026年5月時点)
1. 資格の位置づけ
Professional Cloud Database Engineer (PCDBE) は、Google Cloud 上で アプリケーションが利用するデータベースの設計・構築・運用・トラブルシュート を担うデータベース専門職向けの資格です。認定される能力は次のとおり。
- ビジネス要件と技術要件を、スケーラブル・回復性のある・コスト効率の良い データベースソリューションへ翻訳する
- スケーラブルで高可用性 (HA) のクラウドデータベースを 設計 する
- 複数のデータベース技術にまたがるソリューションを 管理 する
- 既存データソリューションを 移行 する(ダウンタイム最小化、フォールバック含む)
- Google Cloud 上に高可用なデータベースを デプロイ する
PDE(Professional Data Engineer)が「データパイプラインとアナリティクス」中心なのに対し、PCDBE は OLTP・トランザクション系 DB の設計運用 が中心という違いがあります。
2. 試験概要
| 項目 | 標準試験 | 更新試験 (Renewal) |
|---|---|---|
| 試験時間 | 2時間 | 1時間 |
| 問題数 | 50〜60問(多肢選択・複数選択) | 約20問 |
| 費用 | $200(+税) | $100(+税) |
| 言語 | 英語 / 日本語 | 同左 |
| 受験方式 | オンライン監督 / テストセンター監督 (Pearson VUE) | 同左 |
| 有効期限 | 2年 | 2年(更新で延長) |
| 前提資格 | なし | 既存の PCDBE 保持者のみ |
推奨経験
- IT・データベース業界経験 5年以上
- うち Google Cloud 上のデータベース実務 2年以上
前提資格は不要ですが、上記は「合格しやすい目安」です。経験が浅くても本教材のロードマップ(新人向け14週)で十分に到達可能です。RDBMS/NoSQLいずれかの実務経験があるとロードマップを大幅に短縮できます。
3. 出題形式の特徴
- 多肢選択(single choice) と 複数選択(multiple select) の2形式
- 多くが シナリオ問題:「ある企業がこういう要件を持っている。最適なDB/構成はどれか」という実務的な状況判断を問う
- 「動くか/動かないか」ではなく 「最もコスト効率が良い / 最もダウンタイムが少ない / 最もスケールする / 最も運用負荷が低い」 という"ベストな選択"を選ばせる問題が中心
- ひっかけ:技術的には可能だが、マネージドサービス(DMS, Datastream など)を使えばもっと簡単 なケースで自前実装を選ばせる選択肢など
よく問われる判断軸
| 判断軸 | 典型的なトレードオフ |
|---|---|
| マネージド vs セルフマネージド | Cloud SQL / AlloyDB vs Compute Engine 上の自前 PostgreSQL |
| SQL vs NoSQL | Spanner / Cloud SQL vs Firestore / Bigtable |
| 強整合 vs 結果整合 | Spanner vs Bigtable / Firestore |
| リージョナル vs マルチリージョナル | RPO/RTO/可用性 SLA とコストの天秤 |
| スケールアップ vs スケールアウト | Cloud SQL(垂直)vs Spanner / Bigtable(水平) |
| オンプレ → クラウド移行手段 | DMS / Datastream / mysqldump / Transfer Appliance |
| ダウンタイム許容度 | 一括カットオーバー vs Continuous CDC + Reverse Replication |
4. 申込から受験までの流れ
1. Webassessor/CertMetrics アカウント作成
https://cp.certmetrics.com/google/en/login
↓
2. 試験を選択(Professional Cloud Database Engineer)
↓
3. 受験方式を選ぶ
・オンライン監督(自宅/オフィス。要:静かな個室・Webカメラ・本人確認書類)
・テストセンター(Pearson VUE 会場)
↓
4. 日時を予約し決済($200)
↓
5. 受験 → 試験終了時に「仮の合否」が画面表示
↓
6. 数日以内に正式な合否メール → 合格でデジタルバッジ&特典
オンライン受験の注意
- 部屋に他者がいない/机の上に物がない状態が必須
- スマホ・メモ・飲食物・ヘッドホン使用は不可(水は透明ボトルのみ可の場合あり)
- 開始前に部屋を360°カメラで見せる本人確認がある
- 通信が切れると失格リスク → 有線LAN推奨
5. 合格特典
- デジタル認定バッジ(Credly)
- Google Cloud 認定者限定の特典ストア(ノベルティ等)
- 履歴書・LinkedIn で証明可能なスキル
- パートナー企業のスペシャライゼーション要件のカウント対象
6. 更新(リニューアル)
- 有効期限 2年。失効の 60日前から 更新試験を受験可能
- 更新試験は短縮版(1時間・約20問・$100)
- 最新の試験範囲に追従するため、改訂トピックの再学習が必要
- 失効後は標準試験を再受験する必要あり
7. 受験前チェックリスト
- 公式ページで最新の試験範囲・料金を確認した
- CertMetrics アカウントを作成した
- 受験方式(オンライン/会場)を決めた
- 本人確認書類(パスポート等、ローマ字氏名一致)を用意した
- オンラインの場合:個室・Webカメラ・安定回線を確保した
- 模擬試験で安定して70%以上を取れている
- 公式サンプル問題を解いた
- AlloyDB / Cloud SQL / Spanner / Bigtable / Firestore / Memorystore の使い分けを即答できる
- DMS / Datastream の用途差を即答できる
- RPO / RTO / PITR の定義を即答できる
8. 公式リソース
- 認定ページ: https://cloud.google.com/learn/certification/cloud-database-engineer
- 試験ガイド(PDF): https://services.google.com/fh/files/misc/professional_cloud_database_engineer_exam_guide_english.pdf
- サンプル問題: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe55cAg8a3NzgV_QCJ2_F75NAyE44Z-XuVB6oPJXaWnI5UBIQ/viewform
- ラーニングパス: https://www.cloudskillsboost.google/paths/22
- 試験FAQ: https://support.google.com/cloud-certification/#topic=9433215
- 受験申込 (CertMetrics): https://cp.certmetrics.com/google/en/login
⚠️ 試験範囲・料金・形式は改訂されることがあります。受験前に必ず公式ページで最新情報を確認してください。本教材は2026年5月時点の公式試験ガイド v1.2 に基づきます。