試験要項 — Professional Cloud Security Engineer
出典: Google Cloud 公式認定資格ページ / 公式試験ガイド (PDF)(2026年5月時点)
1. 資格の位置づけ
Professional Cloud Security Engineer (PCSE) は、Google Cloud 上で 安全なワークロードとインフラを設計・実装・運用する 専門資格です。認定される能力は次のとおり。
- Identity and Access Management(IAM)と組織の リソース階層・ポリシー の設計
- Google Cloud 技術による データ保護(暗号化・DLP・Secret 管理)
- ネットワークセキュリティ防御 の構成(境界・セグメンテーション・プライベート接続)
- 環境の 脅威監視(Security Command Center / Cloud IDS / 監査ログ)
- セキュリティ自動化(CI/CD でのスキャン、Binary Authorization、Posture 管理)
- AI ワークロード のセキュリティ(Vertex AI、モデル/データ保護)
- ソフトウェアサプライチェーン のセキュリティ
- 規制コンプライアンス の適用(Assured Workloads・Access Approval ほか)
2. 試験概要
| 項目 | 標準試験 | 更新試験 (Renewal) |
|---|---|---|
| 試験時間 | 2時間 | 短縮版(公式案内に従う) |
| 問題数 | 50〜60問(多肢選択・複数選択) | 短縮版 |
| 費用 | $200(+税) | 公式案内に従う |
| 言語 | 英語 / 日本語 | 同左 |
| 受験方式 | オンライン監督 / テストセンター監督 | 同左 |
| 有効期限 | 認定維持期間内に更新 | 公式 Renewal FAQ を参照 |
| 前提資格 | なし | 既存の PCSE 保持者のみ |
推奨経験
- 業界経験 3年以上
- うち Google Cloud を使ったソリューションの設計・管理 1年以上
前提資格は不要ですが、上記は「合格しやすい目安」です。経験が浅くても本教材のロードマップ(新人向け12週)で十分に到達可能です。
3. 出題形式の特徴
- 多肢選択(single choice) と 複数選択(multiple select) の2形式
- 多くが シナリオ問題:「ある企業がこういう要件を持っている。最適なサービス/構成はどれか」を問う
- 「動くか/動かないか」ではなく 「最も安全で / 運用負荷が低く / 監査可能な」 ベストプラクティスを選ばせる問題が中心
- ひっかけ:IAM だけでは防げないユースケース(境界突破、認証情報漏洩、ログの改ざん)で IAM 強化を選ばせる選択肢など
よく問われる判断軸
- 最小権限の原則(基本ロール vs 事前定義ロール vs カスタムロール、IAM Condition / Deny)
- 境界防御 vs アクセス制御の使い分け(IAM ≠ VPC SC、IAP との組み合わせ)
- 鍵管理の3段階(Google 既定 / CMEK / Cloud EKM、ソフト鍵 vs HSM)
- プライベート接続の構成(Private Google Access / PSC / HA VPN / Interconnect の使い分け)
- ログとモニタリング(Audit Log の4種、Sink、SCC、Cloud IDS、Log Analytics)
- コンプライアンス(Assured Workloads / Access Approval / データ所在地)
4. 試験範囲(5セクション・出題比重)
| # | セクション | 比重 |
|---|---|---|
| 1 | アクセスの構成 (Configuring access) | ~25% |
| 2 | 通信のセキュア化と境界保護 (Securing communications & boundary protection) | ~22% |
| 3 | データ保護 (Ensuring data protection) | ~23% |
| 4 | 運用管理 (Managing operations) | ~19% |
| 5 | コンプライアンス要件への対応 (Supporting compliance) | ~11% |
詳細は シラバス詳細.md を参照。
5. 申込から受験までの流れ
1. CertMetrics アカウント作成
https://cp.certmetrics.com/google/en/login
↓
2. 試験を選択(Professional Cloud Security Engineer)
↓
3. 受験方式を選ぶ
・オンライン監督(自宅/オフィス。要:静かな個室・Webカメラ・本人確認書類)
・テストセンター(Pearson VUE 会場)
↓
4. 日時を予約し決済($200)
↓
5. 受験 → 試験終了時に「仮の合否」が画面表示
↓
6. 数日以内に正式な合否メール → 合格でデジタルバッジ&特典
オンライン受験の注意
- 部屋に他者がいない/机の上に物がない状態が必須
- スマホ・メモ・飲食物・ヘッドホン使用は不可(水は透明ボトルのみ可の場合あり)
- 開始前に部屋を 360° カメラで見せる本人確認がある
- 通信が切れると失格リスク → 有線 LAN 推奨
6. 合格特典
- デジタル認定バッジ(Credly)
- Google Cloud 認定者限定の特典ストア(ノベルティ等)
- 履歴書・LinkedIn で証明可能なスキル
- 社内のセキュリティ責任者・クラウドアーキテクトとしての信用付け
7. 更新(リニューアル)
- 認定維持には所定の更新期間内に 更新試験 を受験する必要があります
- 更新試験は短縮版(公式案内の最新情報に従う)
- 最新の試験範囲に追従するため、改訂トピックの再学習が必要
- 詳細は Renewal FAQ を参照
8. 受験前チェックリスト
- 公式ページで最新の試験範囲・料金を確認した
- CertMetrics アカウントを作成した
- 受験方式(オンライン/会場)を決めた
- 本人確認書類(パスポート等、ローマ字氏名一致)を用意した
- オンラインの場合:個室・Webカメラ・安定回線を確保した
- 模擬試験で安定して 70% 以上を取れている
- 公式サンプル問題 を解いた