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Section 2 問題集: クラウドソリューションインフラの管理とプロビジョニング

試験出題比率: 約 17.5% 試験ガイド対応: 2025 年 10 月改訂版 収録問題数: 20 問


学習方針

このセクションは構築・プロビジョニング・運用に関わる実装力を問います。ネットワークトポロジー、ストレージ構成、コンピュート構成、Vertex AI、プリビルト AI サービスの 5 領域から出題されます。

学習の進め方

  1. まず通しで解く — 制限時間 30 分 / 20 問(1 問 90 秒)
  2. 採点して弱点把握 — 末尾の「正答率早見表」に記入
  3. 間違えた問題は学習資料 ../02_学習資料/02_インフラ管理とプロビジョニング/ に戻る

正答率の目安

正答率 評価 次のアクション
90% 以上 合格圏 Section 3 へ進む
80-89% 合格ライン 間違えた領域だけ復習
70-79% 要復習 02_応用.md を再読
70% 未満 基礎不足 01_基礎.md から学び直す

難易度配分

出題範囲対応表

試験ガイド項目 該当問題
2.1 ネットワークトポロジー(Cloud Armor / VPC / LB / hybrid) 問題 1, 2, 3, 4, 5
2.2 ストレージシステム構成(lifecycle / protection / backup) 問題 6, 7, 8, 9
2.3 コンピュート構成(Spot / GKE / Cloud Run / VMware Engine) 問題 10, 11, 12, 13, 14
2.4 Vertex AI(Pipelines / AI Hypercomputer / TPU/GPU) 問題 15, 16, 17
2.5 Vertex AI プリビルト(Google AI APIs / Gemini Enterprise / Model Garden) 問題 18, 19, 20

問題

問題 1 (難易度: ★★)

シナリオ: あなたの組織は 5 つの事業部、各事業部に dev/stg/prod の 3 環境、合計 15 プロジェクトを持っています。すべてのプロジェクトで共通のネットワーク・ファイアウォール・IP 空間を管理しながら、各プロジェクトでは独自に IAM・リソース管理を行わせたいです。

質問: この要件に最も適合する Google Cloud のネットワーク設計はどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: 「ネットワーク集中管理 + リソース分散管理」=「Shared VPC」。組織レベルのベストプラクティスとして頻出。サービスプロジェクト数の上限 (デフォルト 1,000) も覚えておく。

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問題 2 (難易度: ★★)

シナリオ: Cymbal Retail の EC サイトは、近年 OWASP Top 10 ベースの攻撃 (SQL injection / XSS) や DDoS の標的になっています。Cloud Load Balancing でグローバルに公開しており、L7 で保護したいです。地理的制限・特定 IP からのアクセス制限・Bot 対策も同時に行いたいです。

質問: この要件に最も適合する Google Cloud のサービスはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: Cloud Armor = L7 WAF + DDoS 防御 + Bot 対策。Cloud IDS (検知) との違いを明確に。Adaptive Protection と reCAPTCHA Enterprise は 2024-2025 年の重要機能。

関連リソース:


問題 3 (難易度: ★★★)

シナリオ: グローバル EC サイトを運営する企業が、ユーザー位置から最も近いリージョンへトラフィックをルーティングしたいです。要件は、(1) HTTPS で TLS 終端、(2) IPv4 + IPv6、(3) 単一の Anycast IP アドレス、(4) Cloud CDN を統合、(5) バックエンドはマルチリージョン MIG、(6) Cloud Armor を適用。

質問: この要件に最適な Load Balancer はどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: A

解説:

試験のひっかけポイント: 「グローバル + HTTPS + CDN + Armor」=「Global external Application LB」。Premium Tier 必須 (グローバル Anycast IP のため)。Standard Tier との違いを必ず押さえる。

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問題 4 (難易度: ★★)

シナリオ: あなたの企業は Google Cloud、AWS、オンプレミスのデータセンターをハブ&スポーク型のネットワークトポロジーで統合管理したいと考えています。すべての拠点間で動的ルーティングを行い、単一のコントロールプレーンで管理したいです。

質問: この目的に最も適合する Google Cloud のサービスはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: 「ハイブリッド/マルチクラウド + 統合管理」=「NCC」。2022 年以降に出題重要度が増しました。スポークの種類 (VPN, Interconnect, SD-WAN, Router appliance) も覚えておく。

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問題 5 (難易度: ★★)

シナリオ: あなたは内部 API のロードバランサ選定を行います。次の要件のうち、Cross-region internal Application Load Balancer に特有の機能はどれですか。2 つ選びなさい

質問: Cross-region internal Application Load Balancer が他の Internal LB と比較して提供する固有の利点はどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: A, B

解説:

試験のひっかけポイント: 「内部 + クロスリージョン HA + HTTPS」=「Cross-region internal Application LB」。2023 年 GA の比較的新しい機能。Internal LB にも Cloud Armor が適用可能になった点も重要。

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問題 6 (難易度: ★)

シナリオ: あなたは Cloud Storage バケットのライフサイクルポリシーを設計しています。要件は、(1) オブジェクト作成後 30 日で Nearline へ、(2) 90 日で Coldline へ、(3) 365 日で Archive へ、(4) 7 年経過したら自動削除、(5) 未完了のマルチパートアップロードを 7 日で破棄、です。

質問: Object Lifecycle Management で利用できるアクションはどれですか。3 つ選びなさい

選択肢:

解答と解説

正解: A, B, C

解説:

試験のひっかけポイント: Cloud Storage のネイティブ機能を使えるなら使う。Lifecycle Management の 3 つのアクション = SetStorageClass / Delete / AbortIncompleteMultipartUpload。暗号化は別レイヤ。

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問題 7 (難易度: ★★)

シナリオ: 規制業界の金融機関が、Cloud Storage バケットに保存された取引履歴データを、(1) 7 年間削除不可、(2) 上書き不可 (WORM)、(3) Cloud Storage Object Versioning ではなく明示的なロック、(4) 監査ログを Cloud Logging に記録、で保護したいです。

質問: この要件に最も適合する Google Cloud の機能はどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: WORM = Bucket Lock。Object Versioning と混同しない。Lock を一度かけると削除不可なので、設定期間は慎重に決める必要がある。

関連リソース:


問題 8 (難易度: ★★)

シナリオ: 本番運用中の Compute Engine VM 群について、(1) 日次でブートディスクとデータディスクのスナップショットを取得、(2) 別リージョンにレプリケート、(3) ランサムウェア対策として不変ロック、(4) 90 日後に自動削除、を実装したいです。

質問: この要件を最も効率的に満たすサービスはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: Backup and DR Service は 2024 年以降 PCA で重要度急上昇。Backup Vault の不変ロックはランサムウェア対策の決定打。

関連リソース:


問題 9 (難易度: ★★★)

シナリオ: KnightMotives Automotive はオンプレミスの 200 台規模 VMware vSphere クラスタをそのまま Google Cloud に「リフト&シフト」したいです。仮想マシンの再構築や OS 変更を避けたく、vMotion や VMware DRS などの既存運用も維持したいです。

質問: この要件に最適な Google Cloud のサービスはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: 「VMware をそのまま」=「GCVE」。Bare Metal Solution と混同しない。HCX 経由の vMotion ライブマイグレーションは GCVE の典型シナリオ。

関連リソース:


問題 10 (難易度: ★★)

シナリオ: あなたは新規 GKE クラスタを設計しています。要件は、(1) Kubernetes バージョンとノードの管理を Google にすべて委ねたい、(2) ノードプールやマシンタイプを意識したくない、(3) Pod 単位の課金、(4) スポット VM のような自動中断は許容しない、です。

質問: この要件に最適な GKE のモードはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: GKE Autopilot vs Standard の違いを明確に。Autopilot は運用簡素化、Standard は柔軟性。「ノード管理不要」=「Autopilot」。

関連リソース:


問題 11 (難易度: ★★)

シナリオ: あなたはマイクロサービスのデプロイ環境として Cloud Run を採用しました。要件は、(1) コールドスタートを最小化、(2) 1 サービスあたり常時 1 インスタンスを確保、(3) リクエストがない時もアイドル課金で済ませる、(4) リクエスト処理中以外も CPU を使用 (バックグラウンドタスク)。

質問: これらの要件を満たす Cloud Run の構成はどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: Cloud Run の CPU 割り当て = Default (request-only) vs Always-on。Always-on は単価が高いが定常ワークロード向き。min-instances は CPU の保証ではなくインスタンス数の保証。

関連リソース:


問題 12 (難易度: ★★)

シナリオ: あなたは大規模バッチ処理向けに、(1) コスト最小化、(2) ジョブ中断を許容、(3) 1 ジョブあたり 5,000 vCPU、(4) Compute Engine 利用 (Kubernetes 利用不可)、(5) 24 時間以上の長時間ジョブも実行可、という要件のコンピュート選定を行います。

質問: この要件に最適な VM オプションの組み合わせはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: Spot VM = Preemptible VM の後継。違いは「24 時間上限の有無」「割引率」「リソース可用性 SLA の扱い」。新規アーキでは Spot を選ぶ。

関連リソース:


問題 13 (難易度: ★★★)

シナリオ: あなたはマルチクラスタ GKE 環境を設計しています。要件は、(1) リージョン障害時に別リージョンへフェイルオーバー、(2) クラスタ間で共通の Ingress を提供、(3) Service Mesh で相互通信を暗号化、(4) Anthos Service Mesh / Cloud Service Mesh を活用、(5) クラスタ間で共有する PDB を一元管理。

質問: この要件に最も適合する Google Cloud のサービスはどれですか。2 つ選びなさい

選択肢:

解答と解説

正解: A, B

解説:

試験のひっかけポイント: Anthos Service Mesh は 2024 年に Cloud Service Mesh に改名。GKE マルチクラスタの典型構成として、MCI + Cloud Service Mesh はセットで覚える。

関連リソース:


問題 14 (難易度: ★★)

シナリオ: あなたは安定的に 24/7 で稼働する基幹システムの Compute Engine VM 群について、コスト最適化を行いたいです。VM のタイプは決まっていて変更しない予定です。1 年または 3 年のコミットメントで最大 70% 程度の割引を得たいです。

質問: この要件に最適な購入オプションはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: C

解説:

試験のひっかけポイント: CUD = コミットメント有り (最大 70%) vs SUD = コミットメント無し (最大 30%)。CUD は Resource-based (柔軟) と Spend-based (Flexible CUD、年額固定) がある。

関連リソース:


問題 15 (難易度: ★★)

シナリオ: あなたは ML パイプラインを構築しています。要件は、(1) データ前処理、特徴量エンジニアリング、モデル学習、評価、デプロイをパイプライン化、(2) 各ステップを再利用可能なコンポーネントとして定義、(3) GUI でパイプラインの実行状況を可視化、(4) Kubeflow Pipelines DSL または TFX を使う、(5) Vertex AI Feature Store と統合。

質問: この要件に最適な Vertex AI のサービスはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: Vertex AI の構成要素 = Pipelines (実行) / Workbench (開発) / Model Registry (管理) / Feature Store (特徴量) / Endpoints (デプロイ)。役割分担を明確にする。

関連リソース:


問題 16 (難易度: ★★)

シナリオ: あなたは大規模言語モデルのファインチューニング基盤を設計しています。要件は、(1) 数千の GPU / TPU で並列学習、(2) JAX / PyTorch / TensorFlow を選択可、(3) MaxText / MaxDiffusion などのリファレンス実装を活用、(4) Google が最適化したインフラとソフトウェアスタックを利用。

質問: この要件に最適な Google Cloud のソリューションはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: AI Hypercomputer = ハードウェア + ソフトウェア + フレームワークの統合。MaxText / MaxDiffusion / JAX 最適化などのスタックがセット。2025 年改訂の重点項目。

関連リソース:


問題 17 (難易度: ★★★)

シナリオ: ある AI スタートアップは、推論コストを最小化するため、(1) 中規模 LLM (10B-70B パラメータ) の推論、(2) スループット重視、(3) コスト効率良い、(4) Google が独自設計したアクセラレータを利用、(5) JAX や PyTorch/XLA ベース、を実装したいです。

質問: この要件に最適な Google Cloud のアクセラレータはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: TPU v5e (推論コスト効率) / TPU v5p (大規模学習) の使い分けは試験頻出。Trillium (v6e) も登場しています。GPU では H100 (学習) / L4 (推論) / A100 (中規模) を区別。

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問題 18 (難易度: ★★)

シナリオ: 小売業の Cymbal Retail は、社内データ(カタログ、在庫、顧客 FAQ、ポリシー文書)を取り込んで RAG (Retrieval Augmented Generation) ベースの問い合わせ AI を構築したいです。社員は Web UI / Workspace から自然言語で質問でき、回答ソースは社内データに限定したいです。実装期間を最短にしたく、自前で LLM を fine-tune するリソースもないです。

質問: この要件に最適な Google Cloud のサービスはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: 2025 年 10 月改訂で重要度急上昇の Gemini Enterprise。「社内データ + RAG + 短期間構築」=「Gemini Enterprise」と即答できるように。

関連リソース:


問題 19 (難易度: ★★)

シナリオ: あなたの企業は、(1) Llama 3 / Gemma / Mistral などの OSS モデルを試したい、(2) Google の Gemini 系列モデルも同じプラットフォームで使いたい、(3) Anthropic Claude もエンタープライズ契約で利用したい、(4) 1 つの API / SDK で切り替えたい。

質問: これら複数モデルを統合的に管理・利用できる Vertex AI のサービスはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: B

解説:

試験のひっかけポイント: Model Garden = 複数モデルのカタログ + 統合 API。OSS / Google / 3rd party を一元管理できる点が重要。Model Garden は 2024-2025 年に大幅拡張されました。

関連リソース:


問題 20 (難易度: ★)

シナリオ: あなたは Web アプリに「画像から商品カテゴリを推論」「ユーザーレビューの感情分析」「PDF からの構造化抽出」「動画コンテンツのモデレーション」を組み込みたいです。自前で ML モデルを訓練したくなく、API 呼び出しだけで実現したいです。

質問: これら 4 つの要件を実装するために最も適切な Google Cloud の API の組み合わせはどれですか。

選択肢:

解答と解説

正解: A

解説:

試験のひっかけポイント: プリビルト AI API のラインアップは試験基礎知識。各 API のターゲットメディアタイプを覚える。「訓練不要 / API のみ」=「プリビルト API」

関連リソース:


正答率早見表

問題 領域 難易度 正答 自己採点
1 2.1 Shared VPC ★★ B
2 2.1 Cloud Armor ★★ B
3 2.1 LB 種別 ★★★ A
4 2.1 NCC ★★ B
5 2.1 Internal LB ★★ A, B
6 2.2 Lifecycle A, B, C
7 2.2 Bucket Lock ★★ B
8 2.2 Backup and DR ★★ B
9 2.3 GCVE ★★★ B
10 2.3 GKE Autopilot ★★ B
11 2.3 Cloud Run ★★ B
12 2.3 Spot VM ★★ B
13 2.3 GKE マルチクラスタ ★★★ A, B
14 2.3 CUD ★★ C
15 2.4 Vertex AI Pipelines ★★ B
16 2.4 AI Hypercomputer ★★ B
17 2.4 TPU v5e ★★★ B
18 2.5 Gemini Enterprise ★★ B
19 2.5 Model Garden ★★ B
20 2.5 プリビルト AI API A

合計正解数: ___ / 20


弱点別の復習ガイド

2.1 ネットワークトポロジーで間違えた場合

2.2 ストレージシステム構成で間違えた場合

2.3 コンピュート構成で間違えた場合

2.4 Vertex AI で間違えた場合

2.5 Vertex AI プリビルトで間違えた場合


次のステップ