模擬試験2(やや難・総仕上げ)
Google Cloud Professional Data Engineer 本番直前の総仕上げ用模擬試験です。
受験案内
- 制限時間:2時間(120分)
- 問題数:全50問(単一選択40問+複数選択10問)
- 目標:70%以上(35問正解)で合格圏
- 形式:本番同様のシナリオ形式。応用〜発展中心で、複数要件を組み合わせた長文シナリオや紛らわしい選択肢を多めにしています。
- 進め方:解答・解説は末尾にまとめて記載しています。まず全50問を通しで解き切ってから、最後に採点してください(途中で解答を見ない)。本番同様にセクションを行き来して構いません。
- 複数選択の指示:「2つ選べ」「3つ選べ」と明記された設問は、指定数を過不足なく選んでください(部分点はなし)。
- 各設問の見出しには出題セクション(【S1】〜【S5】)を付けています。本番では表示されませんが、復習の目安にしてください。
問題
Q1 【S1】単一選択
ある国際物流企業が、EU・米国・日本の3地域で配送実績を記録している。EU圏の個人データ(受取人氏名・住所)はGDPRにより必ずEU内に保存しなければならない。一方、経営層は3地域を横断した配送KPIをBigQueryで分析したい。データエンジニアが取るべき初期設計として最も適切なものはどれか。
- A. 全データを単一のマルチリージョン(US)データセットに集約し、IAMでEU担当者のみアクセスを許可する
- B. EUデータ用にEUリージョンのプロジェクト/データセットを分離し、組織ポリシーでリソースのロケーション制約を適用する
- C. EUデータをCloud DLPでトークン化したうえで、USリージョンのデータセットに保存する
- D. EUデータをVPC Service Controlsの境界に入れたうえで、USマルチリージョンに保存する
Q2 【S2】複数選択(2つ選べ)
あるニュース配信サービスが、Pub/SubとDataflow(ストリーミング)で記事クリックイベントを処理している。イベントはモバイル網の遅延により最大10分順不同で到着するが、「1時間ごとの記事別クリック数」を正確に集計したい。設計に含めるべき要素を2つ選べ。
- A. 処理時刻(processing time)ベースの固定ウィンドウで集計する
- B. イベント時刻(event time)ベースの固定ウィンドウで集計する
- C. ウォーターマークと許容遅延(allowed lateness)を設定し、遅延データでウィンドウ結果を更新する
- D. セッションウィンドウ(gap=10分)を用いる
- E. Pub/Subの順序指定キーを全イベントに付与して全順序を保証する
Q3 【S3】単一選択
あるソーシャルゲーム企業が、世界中のプレイヤーのゲーム内通貨残高を管理する。要件は「①世界中で強整合なトランザクション(二重支払い厳禁)、②無停止での水平スケール、③SQLインターフェース」である。最適なストレージはどれか。
- A. Cloud SQL for PostgreSQL(クロスリージョンリードレプリカ付き)
- B. Bigtable
- C. Spanner
- D. Firestore
Q4 【S5】単一選択
あるデータチームのBigQuery月額費用が、月によって大きく変動して予算が読めない。調査の結果、毎日定時に走る大量の定型ETLが費用の大半を占め、かつ重要なETLがアナリストの突発的なアドホッククエリでスロット不足になることが分かった。最も適切な対策はどれか。
- A. 全クエリをオンデマンド課金のままにし、コスト上限ラベルを付ける
- B. BigQuery Editions(容量ベース)を導入し、
prod-etlとadhocの予約を分離してコミットメントで定額化する - C. ETLをDataprocに移行してSparkで実行する
- D. アナリストのクエリをすべてバッチ優先度に変更し、ETLはオンデマンドのままにする
Q5 【S2】単一選択
あるオンプレミスのデータ基盤チームが、既存のApache Spark / Hiveで書かれた大量のETLジョブをGoogle Cloudへ移行したい。コードの書き換えを最小限にしつつ、ジョブ完了後はコストを抑えたい。最適なアプローチはどれか。
- A. すべてのジョブをApache Beamに書き換え、Dataflowで実行する
- B. Cloud Data Fusionで同等のパイプラインをGUIで再構築する
- C. Dataprocのジョブ単位(ephemeral)クラスタで実行し、データはCloud Storageに置く
- D. BigQueryのSQLにすべて書き換え、ELTとして実行する
Q6 【S1】複数選択(3つ選べ)
ある金融機関が、BigQueryに保管する顧客取引データの保護を強化したい。要件は「①暗号鍵を自社のCloud KMSで管理する、②IAMで権限を絞っても内部不正による外部へのデータ持ち出しを防ぐ、③アナリストには集計のみ見せ、口座番号列は触らせない」である。採用すべき機能を3つ選べ。
- A. CMEK(Cloud KMSの顧客管理鍵)
- B. VPC Service Controls(サービス境界)
- C. ポリシータグによる列レベルセキュリティ
- D. Cloud SQLの透過的データ暗号化
- E. 顧客提供のCSEK鍵をすべてのBigQueryジョブに添付する
Q7 【S4】単一選択
あるEC企業のアナリストが、BigQuery MLで解約しそうな顧客(解約する/しない)を予測したい。表形式の顧客データがBigQueryにあり、できるだけ高い精度を求めている。最適なモデルタイプはどれか。
- A. 線形回帰(Linear regression)
- B. k-means クラスタリング
- C. ブースト木(Boosted tree / XGBoost)
- D. ARIMA_PLUS
Q8 【S2】単一選択
あるIoTプラットフォームが、Pub/Subから受け取るセンサーイベントをDataflowで処理しBigQueryへ書き込んでいる。ネットワーク障害でPub/Subが同一メッセージを重複配信することがあり、BigQueryに重複行が生じている。重複なくちょうど1回だけ集計に反映するための最適な方法はどれか。
- A. BigQuery側で定期的にSELECT DISTINCTを実行して重複を除去する
- B. Pub/Subのサブスクリプションをpullからpushに変更する
- C. DataflowのExactly-once処理を用い、BigQueryへはStorage Write APIで書き込む
- D. Pub/Sub Liteに切り替えてスループットを予約する
Q9 【S3】単一選択
ある広告配信企業が、入札ログを毎秒数百万件書き込み、ミリ秒で特定キャンペーンの直近ログを読み取るストレージを必要としている。SQLの複雑な結合は不要で、キー参照が中心である。最適なストレージはどれか。
- A. BigQuery
- B. Bigtable
- C. Cloud SQL for MySQL
- D. Firestore
Q10 【S5】単一選択
ある分析者が、誤って本番のBigQueryテーブルに対し UPDATE を実行し、3日前の正しい状態に戻したいと要請してきた。テーブルにはスナップショットもエクスポートも設定されていない。最も迅速かつ追加コストの少ない復旧方法はどれか。
- A. 過去のクエリ履歴から手動でデータを再構築する
- B. タイムトラベル(time travel)を使い、3日前の時点のテーブル状態をクエリして復元する
- C. Cloud Loggingの監査ログから変更前の値を抽出する
- D. データセット全体を削除して再作成する
Q11 【S2】複数選択(2つ選べ)
あるデータエンジニアが、Dataflowのストリーミングジョブを運用している。急なトラフィック増加時にオートスケールが滑らかでなく、ワーカーが不安定になる問題がある。改善のために有効な施策を2つ選べ。
- A. Streaming Engineを有効化してウィンドウ状態をサービス側にオフロードする
- B. ワーカーVMのディスクサイズを最大にする
- C. 水平オートスケーリング(Horizontal Autoscaling)を有効化し、ワーカー数を需要に応じて増減させる
- D. ジョブをバッチに変更する
- E. すべてのワーカーをプリエンプティブルVMにする
Q12 【S1】単一選択
あるオンプレミスのデータセンターに、移行対象として500TBの履歴アーカイブがある。利用可能なネットワーク帯域は限られており、オンラインでのアップロードは数か月かかる試算となった。最適な移行手段はどれか。
- A. Storage Transfer Service
- B. Datastream
- C. Transfer Appliance
- D. Database Migration Service(DMS)
Q13 【S3】複数選択(2つ選べ)
あるデータエンジニアが、Bigtableで時系列の機器テレメトリを保管する設計をしている。書き込みのホットスポットを避けるために行キー設計で取るべき方策を2つ選べ。
- A. 行キーの先頭にタイムスタンプを置く
- B. 行キーの先頭に高カーディナリティな機器ID(フィールドプロモーション)を置き、タイムスタンプを後ろに付ける
- C. 単調増加するシーケンス番号を行キー先頭に使う
- D. 機器IDをハッシュ化したソルト接頭辞を付けて書き込みを分散する
- E. 全行で同一の固定プレフィックスを使う
Q14 【S4】単一選択
あるBIチームが、Looker Studioのダッシュボードが毎回同じBigQueryテーブルへ反復クエリを投げて遅いと報告している。データ自体は頻繁に更新されるが、クエリパターンは固定的である。最初に検討すべき高速化策はどれか。
- A. BI Engineを有効化し、ダッシュボードのデータをインメモリでキャッシュする
- B. テーブルを正規化してJOINを増やす
- C. クエリ結果をCSVにエクスポートして配布する
- D. Bigtableにデータを複製して参照させる
Q15 【S2】単一選択
あるアナリストが、コードを書かずにGUIのドラッグ&ドロップでETLパイプラインを構築したい。SQLやJava/Pythonの習熟は限られている。データソースは多様(DB・SaaS・ファイル)である。最適なサービスはどれか。
- A. Dataflow(Apache Beam)
- B. Dataproc(Spark)
- C. Cloud Data Fusion
- D. Cloud Composer
Q16 【S5】複数選択(2つ選べ)
あるチームが毎晩、依存関係のある複数のジョブ(抽出→変換→検証→レポート生成→通知)をbashスクリプトとcronで実行しているが、失敗時の手動復旧と再現性のなさに悩んでいる。改善のために採用すべき要素を2つ選べ。
- A. Cloud Composer(Airflow)でDAGとして依存関係・リトライ・バックフィルを管理する
- B. すべてのジョブを単一の巨大なBigQueryクエリにまとめる
- C. 各タスクを冪等に設計し、再実行時に二重書き込みが起きないようにする(WRITE_TRUNCATE / MERGE)
- D. Cloud Schedulerのcronトリガーを増やして各ジョブを個別起動する
- E. Memorystoreに中間結果を保存して再実行を避ける
Q17 【S3】単一選択
あるグローバル小売企業が、店舗ごとに散在するGCSバケットとBigQueryデータセットを、論理的なレイク/ゾーンに整理し、全社で品質・セキュリティ・発見性を横断的に適用したい。データ自体は移動させたくない。最適なサービスはどれか。
- A. BigQuery Data Transfer Service
- B. Dataplex
- C. Cloud Data Fusion
- D. Analytics Hub
Q18 【S4】単一選択
あるサポートチームが、過去5年分の問い合わせ文書をBigQueryに蓄積している。「意味的に似た過去事例」を検索してLLMで回答案を生成したい。BigQueryネイティブのSQLで完結させたい。最初に行うべき処理はどれか。
- A.
ML.GENERATE_TEXTで全文書を要約する - B.
ML.GENERATE_EMBEDDINGで各文書の埋め込みベクトルを生成し列に保存する - C.
LIKE演算子でキーワード一致検索を行う - D. AutoML Tablesで分類モデルを学習する
Q19 【S1】単一選択
あるSaaS企業が、オンプレミスのMySQLデータベースの変更を継続的かつ低レイテンシでBigQueryに反映し、ニアリアルタイム分析を実現したい。サーバーレスなCDC(変更データキャプチャ)を求めている。最適なサービスはどれか。
- A. BigQuery Data Transfer Service
- B. Database Migration Service(DMS)
- C. Datastream
- D. Storage Transfer Service
Q20 【S2】単一選択
あるストリーミングパイプラインで、一部のメッセージが不正な形式で処理に失敗し続け、パイプライン全体が詰まってしまう。本処理を止めずに不正レコードを隔離したい。Pub/Subで採用すべき機能はどれか。
- A. メッセージ保持期間を最大に延長する
- B. デッドレタートピック(dead-letter topic)
- C. 順序指定キー
- D. スキーマ検証を無効化する
Q21 【S3】単一選択
あるモバイルアプリが、ユーザープロフィールとリアルタイム同期が必要なドキュメント指向データ(柔軟なスキーマ)を扱う。オフライン対応とモバイルSDKによる自動同期を重視する。最適なストレージはどれか。
- A. Bigtable
- B. Cloud SQL
- C. Firestore
- D. Spanner
Q22 【S5】単一選択
ある本番のCloud SQL(PostgreSQL)がゾーン障害で一時停止し、サービスが中断した。今後は同一リージョン内で自動フェイルオーバーによる高可用性を確保したい。最適な構成はどれか。
- A. クロスリージョンのリードレプリカを追加する
- B. HA構成(別ゾーンにスタンバイインスタンスを配置)を有効化する
- C. 自動バックアップの頻度を上げる
- D. インスタンスのマシンタイプを大きくする
Q23 【S2】複数選択(3つ選べ)
あるデータエンジニアが、Dataflowのストリーミングジョブをセキュアに運用したい。攻撃面を最小化するために採用すべき施策を3つ選べ。
- A. ワーカーの外部IPを無効化(
--no_use_public_ips)する - B. 限定公開のGoogleアクセス(Private Google Access)を有効にしてGoogle APIへ到達させる
- C. ワーカーをパブリックサブネットに配置し、すべてのファイアウォールを開放する
- D. 必要に応じてVPC Service Controlsでサービス境界を設定する
- E. サービスアカウント鍵ファイルを各ワーカーVMに配布する
Q24 【S4】単一選択
あるBIチームが、地域ごとのマネージャーに同一のダッシュボードを見せつつ、各自の担当地域の行だけ表示させたい。元テーブルは複製せず、データガバナンスを維持したい。最適な機能はどれか。
- A. 動的データマスキング
- B. 行レベルセキュリティ(Row-level security)
- C. ポリシータグによる列レベルセキュリティ
- D. 地域ごとに別テーブルを複製する
Q25 【S2】単一選択
あるリアルタイム分析パイプラインで、「直近5分間の平均応答時間を1分ごとに更新」してダッシュボードに表示したい。Dataflowで採用すべきウィンドウはどれか。
- A. 固定ウィンドウ(window=5分)
- B. スライディングウィンドウ(window=5分, period=1分)
- C. セッションウィンドウ(gap=5分)
- D. グローバルウィンドウ
Q26 【S1】単一選択
あるアナリティクスチームが、AWS S3に保管された大量のログを、データをGoogle Cloudへコピー・移動せずにBigQueryのSQLでその場で分析したい。データ主権と転送コストの観点からデータ移動を避けたい。最適なアプローチはどれか。
- A. Storage Transfer ServiceでS3からGCSへ全データを移す
- B. BigQuery Omniを使い、S3上のデータをその場でクエリする
- C. Datastreamでデータを継続的にBigQueryへ複製する
- D. Cloud Data Fusionで毎日S3からBigQueryへロードする
Q27 【S5】単一選択
あるDataprocクラスタが常時稼働しているが、実際のSparkジョブは毎晩2時間だけ走り、残りはアイドルである。コストを最小化したい。最適な対策はどれか。
- A. クラスタのマスターノードをプリエンプティブルVMに変更する
- B. ジョブ単位(ephemeral)クラスタに切り替え、ジョブ完了後に自動削除し、データはCloud Storageに置く
- C. クラスタのワーカー数を倍に増やしてジョブを早く終わらせる
- D. HDFSにすべてのデータを永続保存する
Q28 【S4】複数選択(2つ選べ)
あるデータエンジニアが、BigQuery MLで需要予測モデルを作っている。学習時に施した前処理(標準化・カテゴリエンコード)と、ML.PREDICT時の前処理が食い違い、training-serving skewが発生した。これを根本的に防ぐ方法と関連する正しい記述を2つ選べ。
- A. モデル作成時に
TRANSFORM句へ前処理を記述し、予測時に同じ変換が自動適用されるようにする - B. 予測のたびに前処理SQLを手動で書き直す
- C.
TRANSFORM句に書いた前処理はモデルに保存され、ML.PREDICT時に自動で適用される - D. 学習データと予測データで別々の前処理スクリプトを管理する
- E. 前処理を完全に廃止して生データのまま学習する
Q29 【S3】単一選択
あるBigQueryのファクトテーブルが、注文日で範囲フィルタするクエリが多く、さらに特定の商品カテゴリで頻繁に絞り込み/集計される。スキャンコストとクエリ性能を最適化する設計はどれか。
- A. 注文日でパーティション分割し、商品カテゴリでクラスタリングする
- B. テーブルを正規化して複数テーブルに分割しJOINする
- C. すべての列にインデックスを作成する
- D. 商品カテゴリでパーティション分割し、注文日でクラスタリングする
Q30 【S2】単一選択
あるEC企業で、同一ユーザーのイベント(カート追加→購入)は到着順序を保って処理する必要がある。一方、異なるユーザー間の順序は不問で、グローバルな全順序保証は不要である。Pub/Subで採用すべき機能はどれか。
- A. すべてのメッセージに同一の順序指定キーを付ける
- B. ユーザーIDを順序指定キー(Ordering Key)にする
- C. メッセージフィルタで購入イベントのみ受信する
- D. Pub/Sub Liteに切り替える
Q31 【S1】単一選択
あるデータガバナンス担当が、本番BigQueryのアクセス制御を設計している。従業員の異動・退職時の権限管理を容易にし、最小権限の原則を満たしたい。ベストプラクティスはどれか。
- A. 各従業員個人に直接、基本ロール(Owner/Editor)を付与する
- B. Googleグループに事前定義ロール(必要ならカスタムロール)を付与し、メンバーをグループで管理する
- C. すべての従業員に共通のサービスアカウント鍵を配布する
- D. プロジェクトレベルでEditorロールを全員に付与する
Q32 【S4】単一選択
あるデータプロバイダ企業が、社外のパートナー組織とBigQueryのデータセットを共有したい。データのコピーや定期エクスポートによる同期ズレを避け、参照型で共有したい。最適なサービスはどれか。
- A. データをCSVにエクスポートしてパートナーに送付する
- B. Analytics Hub(リスティングを公開し、パートナーがリンクされたデータセットとして参照)
- C. パートナーにプロジェクトのOwnerロールを付与する
- D. Cloud Storageの署名付きURLでファイルを配布する
Q33 【S2】複数選択(2つ選べ)
あるチームが、GitリポジトリでDataflowパイプラインとCloud ComposerのDAGを管理し、デプロイを自動化・再現可能にしたい。CI/CDの設計として適切なものを2つ選べ。
- A. Cloud Buildのトリガーでpush/PR時に
cloudbuild.yamlを実行し、dev→staging→prodへ昇格する - B. DAGファイルをCloud BuildでGCSの
dags/フォルダへ自動デプロイする - C. 本番のComposer環境に開発者が手動でDAGをアップロードする
- D. Dataflowパイプラインを毎回コンソールから手動で起動する
- E. 全環境で同一のサービスアカウント鍵をハードコードする
Q34 【S3】単一選択
あるデータエンジニアが、GCS上のParquetファイルをBigQueryのSQLで分析しつつ、行レベル・列レベルのアクセス制御も適用したい。単なる外部テーブルでは細粒度のセキュリティが不足する。最適なアプローチはどれか。
- A. データをBigQueryのネイティブテーブルにすべてロードする
- B. BigLakeテーブルを作成し、行/列レベルのアクセス制御を適用する
- C. GCSバケットのIAMだけで制御する
- D. Cloud Storageの均一なバケットレベルアクセスを有効にする
Q35 【S5】単一選択
あるBigQueryの夜間バッチ集計が、同時実行クォータに当たって失敗することがある。これらのジョブは結果がすぐ必要なわけではなく、スロットの空き次第で実行されればよい。最適な対処はどれか。
- A. ジョブをインタラクティブ優先度のまま、リトライ回数を増やす
- B. ジョブをバッチ優先度(batch priority)に変更してキュー実行させる
- C. 全クエリを1つにまとめて1ジョブにする
- D. オンデマンドからEditionsへ切り替えるだけで解決する
Q36 【S1】単一選択
ある分析プラットフォームで、IAMロールは最小権限に設定済みだが、セキュリティ監査で「認証情報が漏洩した場合や内部不正があった場合に、BigQueryデータが境界外へ持ち出されるリスク」が指摘された。追加すべき対策はどれか。
- A. CMEKで暗号化する
- B. VPC Service Controlsでサービス境界を設定し、境界外へのデータ移動をブロックする
- C. すべてのテーブルを承認済みビューに置き換える
- D. Cloud DLPでPIIをスキャンする
Q37 【S2】単一選択
あるデータエンジニアが、複雑な依存関係のない数個のCloud Run/HTTPサービスを順番に呼び出す軽量なオーケストレーションを、常時稼働コストをかけずに実装したい。最適なサービスはどれか。
- A. Cloud Composer
- B. Workflows
- C. Dataproc
- D. Dataflow
Q38 【S3】複数選択(2つ選べ)
あるデータレイク運用チームが、GCS上の生ログをコスト最適化したい。ログは作成後30日はよくアクセスされるが、その後はめったに参照されず、規制上7年間は保持義務がある。設計に含めるべきものを2つ選べ。
- A. オブジェクトライフサイクル管理で、30日経過後にNearline、90日経過後にColdline/Archiveへ自動移行する
- B. 作成直後にすべてArchiveクラスへ保存する
- C. 7年経過後に自動削除するライフサイクルルールを設定する
- D. すべてのログを永久にStandardクラスで保持する
- E. 30日ごとに手動でファイルを別バケットへコピーする
Q39 【S4】単一選択
あるBIアナリストが、BigQueryで重い集計(GROUP BY)を繰り返し実行しており、毎回フルスキャン・再計算でコストと時間がかかっている。最新性はある程度許容できるが、集計の再計算自体を減らしたい。最適な打ち手はどれか。
- A. BI Engineを有効化する
- B. マテリアライズドビューで集計結果を事前計算し、増分自動更新させる
- C. クエリを毎回
LIMITで制限する - D. テーブルを正規化する
Q40 【S2】単一選択
あるデータエンジニアが、毎朝6時に1つの定型ジョブをトリガーするだけの単純なスケジューリングを実装したい。複雑な依存関係やバックフィルは不要である。最も軽量で適切なサービスはどれか。
- A. Cloud Composer
- B. Cloud Scheduler
- C. Dataflow
- D. Workflows
Q41 【S5】複数選択(2つ選べ)
あるチームが、Memorystore(Redis)をセッションストアのキャッシュ層として使っているが、現在はBasic Tierで、プライマリ障害時にキャッシュが全損する。可用性を高めたい。採用すべき選択肢を2つ選べ。
- A. Standard Tier(レプリカ付き、自動フェイルオーバー)に変更する
- B. Basic Tierのまま、インスタンスサイズを大きくする
- C. 大容量・高スループットが必要ならRedisクラスタ(シャーディング+レプリカ)を採用する
- D. Memorystoreを永続的な正本(system of record)として使う
- E. キャッシュデータをBasic Tierの複数インスタンスに手動でコピーする
Q42 【S1】単一選択
ある医療データプラットフォームが、コンプライアンス上暗号鍵をGoogle Cloudに一切預けられず、自社の鍵管理システムで完全に保持しなければならない厳格な要件を持つ。最適な暗号化方式はどれか。
- A. Google管理のデフォルト暗号化
- B. CMEK(Cloud KMSで管理する顧客管理鍵)
- C. CSEK(顧客提供の暗号鍵)
- D. アプリケーション層での独自暗号化のみ
Q43 【S2】単一選択
あるパイプラインで、定型的なGCS→BigQueryの取り込みを、コードを最小限にして素早く本番化したい。Googleが提供する既製の仕組みを活用したい。最適なアプローチはどれか。
- A. Dataprocクラスタを立ててカスタムSparkジョブを書く
- B. Googleが提供するDataflowテンプレート(GCS Text to BigQuery等)を利用する
- C. Cloud Composerで一から取り込みDAGを書く
- D. BigQueryのスケジュールドクエリで外部APIを叩く
Q44 【S3】単一選択
あるグローバル企業が、各部門が自律的にデータプロダクトを所有しつつ、全社共通の品質・命名・セキュリティルールを強制する「データメッシュ」型のガバナンスを実現したい。中央チームが全データを抱える構成は避けたい。GCPでの実装の中核となるサービスはどれか。
- A. 単一の巨大なBigQueryデータセットに全データを集約する
- B. Dataplexで横断的なフェデレーテッドガバナンスを適用し、Analytics Hubで安全に共有する
- C. すべてのデータをCloud SQLに正規化して格納する
- D. Cloud Composerで全部門のジョブを一元管理する
Q45 【S5】単一選択
あるデータエンジニアが、BigQueryのジョブが断続的に失敗する原因を調べている。エラーは時々発生し、再現性が低い。原因究明のために最初に確認すべきものはどれか。
- A. Cloud Loggingでジョブのエラーメッセージを確認し、クォータ(同時実行/APIレート)超過の有無を調べる
- B. テーブルを再作成する
- C. プロジェクトを新規に作り直す
- D. オンデマンドからEditionsに切り替える
Q46 【S4】単一選択
あるアナリストが、顧客テーブルのメールアドレス列を、権限のないユーザーには中身をマスクして表示したいが、列自体は見せて集計(件数カウント等)はできるようにしたい。最適な機能はどれか。
- A. 列レベルセキュリティ(アクセス時にエラーで拒否)
- B. 動的データマスキング(列は見えるが値がマスクされる)
- C. 行レベルセキュリティ
- D. 該当列を物理的に削除する
Q47 【S2】複数選択(2つ選べ)
あるストリーミングパイプラインで、バグ修正後に過去のメッセージを再処理したい。また、将来の障害に備えて再処理を可能にしておきたい。Pub/Subで必要な設定・機能を2つ選べ。
- A. メッセージ保持期間(retention)を設定し、確認済みメッセージも一定期間保持する
- B. シーク(Seek)で過去のタイムスタンプ/スナップショットへ再生位置を戻す
- C. 順序指定キーを全メッセージに付ける
- D. サブスクリプションを削除して作り直す
- E. デッドレタートピックの保持期間をゼロにする
Q48 【S1】単一選択
あるデータエンジニアが、Dataformでデータ変換パイプラインを構築している。本番反映前に、主キーの一意性・NULL非許容・参照整合性を宣言的にテストしたい。Dataformで用いる仕組みはどれか。
- A. アサーション(assertions)
- B. Cloud Loggingのアラート
- C. BigQueryのマテリアライズドビュー
- D. Dataflowのデッドレターキュー
Q49 【S3】単一選択
あるSpannerのテーブル設計で、顧客(親)と注文(子)を頻繁に一緒に読み取るクエリが多い。JOIN性能とデータローカリティを高めたい。Spannerで採用すべき機能はどれか。
- A. フィールドプロモーション
- B. インターリーブ(Interleaving)
- C. 単調増加する主キー
- D. マテリアライズドビュー
Q50 【S5】単一選択
あるEC企業が、本番Cloud SQLのリージョン全体の障害に備えたい。RPOは数分以内を許容できる。災害時には別リージョンへ切り替えたい。最適な構成はどれか。
- A. 同一リージョン内のHA構成(別ゾーンのスタンバイ)のみ
- B. 別リージョンにクロスリージョンリードレプリカを配置し、災害時に昇格(promote)する
- C. 自動バックアップを1日1回取得するのみ
- D. インスタンスのディスクサイズを増やす
解答・解説
Q1 正解:B
なぜ正解か:データ主権(GDPR)要件では、EUデータをEUリージョンのプロジェクト/データセットに物理的に分離して保存するのが鉄則。ロケーションは後戻りできないため設計段階で確定し、組織ポリシーの「リソースのロケーション制約」で誤配置を防止する。
- A:USマルチリージョンに集約するとEUデータがEU外に出てGDPR違反。IAMはアクセス制御であり保存場所の問題を解決しない。
- C:トークン化しても元データの保存場所がUSではデータ主権要件を満たさない(位置の問題は暗号化では解決しない)。
- D:VPC SCは持ち出し防止の境界であり、保存リージョンの問題そのものは解決しない。
Q2 正解:B, C
なぜ正解か:順不同・遅延到着を正しく集計する原則は「イベント時刻ベース(B)+ウォーターマーク+許容遅延で遅延データを反映(C)」。これでネットワーク遅延による順序乱れがあっても正確な時間別集計ができる。
- A:処理時刻だと遅延・順序乱れで集計が歪むため不適切。
- D:セッションウィンドウは無活動で区切る用途で、「1時間ごとの集計」は固定ウィンドウが適切。
- E:順序指定キーは順序保証であり、遅延集計の正確性とは別問題。全イベントに付けると並列性も損なう。
Q3 正解:C
なぜ正解か:「世界中で強整合なトランザクション+無停止の水平スケール+SQL」はSpannerの代表的ユースケース。TrueTimeによるグローバル外部一貫性を提供する。
- A:Cloud SQLはリージョナルで水平スケールに限界があり、グローバル強整合トランザクションには不向き。
- B:Bigtableは結果整合(単一行のみ強整合)で複数行ACIDトランザクションに不向き、SQLも限定的。
- D:Firestoreはドキュメント指向で、グローバル金融トランザクションの用途ではない。
Q4 正解:B
なぜ正解か:費用変動が読めず重要ETLがスロット競合する典型課題。Editions(容量ベース)+コミットメントで月額を定額化・上限化し、prod-etl と adhoc の予約を分離して重要ETLのスロットを確保するのが定石。
- A:オンデマンドのままではコスト変動は解決せず、ラベルは可視化のみで上限を作れない。
- C:Dataprocへの移行は過剰で、課題(コスト変動・スロット競合)の解決策として的外れ。
- D:アナリストのクエリをバッチにしても、ETL側のコスト変動と予約分離の問題は解決しない。
Q5 正解:C
なぜ正解か:既存のSpark/Hiveコードを書き換えずに移行するならDataproc。ジョブ単位(ephemeral)クラスタ+データをGCSに置けば、ストレージとコンピュートを分離してジョブ完了後にコストを抑えられる。
- A:Beamへの全書き換えはコスト・工数が大きく「書き換え最小限」に反する。
- B:Data Fusionでの再構築もコードを活かせず工数大。
- D:SQLへの全書き換えも既存資産を活かせない。
Q6 正解:A, B, C
なぜ正解か:①鍵を自社KMSで管理→CMEK(A)、②内部不正・認証情報漏洩による持ち出し防止→VPC Service Controls(B)、③口座番号列を触らせず集計のみ→ポリシータグによる列レベルセキュリティ(C)。3要件にそれぞれ対応する。
- D:Cloud SQLの暗号化はBigQueryの保護要件と無関係。
- E:CSEKは「GCPに鍵を一切預けない」厳格要件向けで、ここでは「Cloud KMSで管理」とあるためCMEKが正しい。CSEKは過剰かつ要件に反する。
Q7 正解:C
なぜ正解か:「解約する/しない」の二値分類で表形式かつ高精度重視→ブースト木(Boosted tree / XGBoost)が最適。
- A:線形回帰は連続値の予測用。
- B:k-meansは教師なしクラスタリングで、ラベル付き分類には使えない。
- D:ARIMA_PLUSは時系列予測用で分類ではない。
Q8 正解:C
なぜ正解か:Pub/Subはat-least-once(重複あり得る)。DataflowのExactly-once処理が重複を吸収し、BigQueryへのStorage Write APIでExactly-onceセマンティクスを実現するのが正攻法。
- A:SELECT DISTINCTは事後対応で根本解決にならず、コスト・遅延が増す。
- B:push/pullの変更は重複問題と無関係。
- D:Pub/Sub Liteはコスト・キャパシティの話で重複排除の解決策ではない。
Q9 正解:B
なぜ正解か:「毎秒数百万件の書き込み+ミリ秒のキー参照+複雑な結合不要」はBigtableの典型(アドテク・時系列)。
- A:BigQueryはアドホック分析向けで、ミリ秒のキー参照・超高スループット書き込みには不向き。
- C:Cloud SQLは毎秒数百万件規模の書き込みスループットに耐えられない。
- D:Firestoreはドキュメント同期向けで、この書き込み規模・レイテンシ要件には不適。
Q10 正解:B
なぜ正解か:BigQueryのタイムトラベルは過去7日間の任意時点のテーブル状態をクエリ・復元できる。3日前なら範囲内で、追加コストもほぼなく最速。
- A:手動再構築は時間がかかり誤りが入りやすい。
- C:監査ログは「誰が何をしたか」であり、変更前のデータ値全体の復元には使えない。
- D:データセット削除は破壊的で復旧にならない。
Q11 正解:A, C
なぜ正解か:ストリーミングのオートスケール安定化にはStreaming Engine(A)でウィンドウ状態をサービス側にオフロードし、水平オートスケーリング(C)で需要に応じワーカーを増減させるのが有効。両者は併用される。
- B:ディスクサイズ拡大はオートスケールの滑らかさやワーカー安定性の本質的解決にならない。
- D:バッチ化はストリーミング要件を捨てることになり不適。
- E:全ワーカーをプリエンプティブルにすると中断が頻発しストリーミングが不安定化する。
Q12 正解:C
なぜ正解か:500TBをオンラインで数か月かかる状況=ネットワーク転送が非現実的。Transfer Appliance(オフライン物理転送)が定番解答。
- A:Storage Transfer Serviceはネットワーク経由で、帯域不足のこのケースには非現実的。
- B:Datastreamは継続的CDCで、大容量の一括オフライン転送用途ではない。
- D:DMSはDB移行用で、ファイルアーカイブの移行用途ではない。
Q13 正解:B, D
なぜ正解か:時系列のホットスポット回避は、高カーディナリティな機器IDを先頭に置くフィールドプロモーション(B)、必要に応じハッシュ化ソルト接頭辞で分散(D)が定石。
- A:先頭がタイムスタンプだと最新書き込みが1ノードに集中しホットスポット化。
- C:単調増加シーケンスも末尾ノードに集中するアンチパターン。
- E:全行同一プレフィックスは究極のホットスポットで最悪。
Q14 正解:A
なぜ正解か:固定的なクエリパターンで同一データへ反復クエリ→BI Engineの透過的インメモリキャッシュが最初の打ち手。ダッシュボードのレイテンシを下げる。
- B:正規化してJOINを増やすのはBigQueryでは逆効果(非正規化が基本)。
- C:CSVエクスポートは可視化のインタラクティブ性を失う。
- D:Bigtableは分析クエリの高速化策ではない(用途違い)。
Q15 正解:C
なぜ正解か:「コードを書かずGUIのドラッグ&ドロップ+多様なソース」はCloud Data Fusionの典型(ノーコード/ローコードETL)。
- A:Dataflowはコード(Beam)が必要。
- B:DataprocもSparkコードが必要。
- D:ComposerはオーケストレータでありビジュアルETLビルダーではない。
Q16 正解:A, C
なぜ正解か:依存関係のある複数ジョブの自動化・再現性・失敗復旧にはCloud Composer(A)でDAG管理(依存・リトライ・バックフィル)。さらに各タスクを冪等に設計(C)して再実行時の二重書き込みを防ぐ。
- B:巨大な単一クエリにまとめると依存管理・部分再実行ができず保守性が悪化。
- D:cronトリガーを増やしても依存関係・失敗復旧・バックフィルは解決しない。
- E:Memorystoreは中間結果の永続化先として不適(キャッシュであり正本でない)。
Q17 正解:B
なぜ正解か:散在するGCS/BigQueryを論理レイク/ゾーンに整理し、横断的に品質・セキュリティ・発見性を適用+データは移動しない→Dataplex。
- A:Data Transfer Serviceは取り込み専用。
- C:Data FusionはETLツール。
- D:Analytics Hubはデータ共有用でレイク管理ではない。
Q18 正解:B
なぜ正解か:意味的類似検索+RAGの第一歩は、ML.GENERATE_EMBEDDING で各文書の埋め込みベクトルを生成し列に保存すること。その後VECTOR INDEX作成→VECTOR_SEARCH→ML.GENERATE_TEXTと続く。
- A:要約は検索の準備ではない。
- C:LIKEはキーワード一致で「意味的類似」を捉えられない。
- D:分類モデルは類似文書検索の目的に合わない。
Q19 正解:C
なぜ正解か:「継続的・低レイテンシ・サーバーレスCDC」はDatastreamの定番。オンプレMySQLの変更をニアリアルタイムでBigQueryに反映できる。
- A:Data Transfer Serviceは定期バッチ取り込みで継続的CDCではない。
- B:DMSはDB移行(一括+レプリケーション)が主目的で、分析向けの継続CDCはDatastream。
- D:Storage Transfer Serviceはファイル転送用。
Q20 正解:B
なぜ正解か:規定回数失敗したメッセージをデッドレタートピックへ退避すれば、不正レコードを隔離して本処理を止めない。
- A:保持期間延長は再処理の話で、詰まりの隔離にはならない。
- C:順序指定キーは順序保証で関係ない。
- D:スキーマ検証の無効化はデータ品質を下げ逆効果。
Q21 正解:C
なぜ正解か:ドキュメント指向+モバイルSDKによるリアルタイム同期+オフライン対応はFirestoreの代表ユースケース。
- A:Bigtableはワイドカラム・時系列向けでモバイル同期機能はない。
- B:Cloud SQLはリレーショナルで、ドキュメント同期・オフライン対応の用途ではない。
- D:Spannerはグローバル強整合RDBで、モバイルドキュメント同期用途ではない。
Q22 正解:B
なぜ正解か:同一リージョン内のゾーン障害に対する自動フェイルオーバー=Cloud SQLのHA構成(別ゾーンにスタンバイ)。
- A:クロスリージョンリードレプリカはリージョン災害対策で、ゾーン障害の自動フェイルオーバーが主目的ではない(昇格は手動)。
- C:バックアップ頻度を上げても自動フェイルオーバーにはならない。
- D:マシンタイプ拡大は可用性と無関係。
Q23 正解:A, B, D
なぜ正解か:Dataflowをセキュアにする定石は、外部IP無効化(A)+限定公開のGoogleアクセスでGoogle APIへ到達(B)+必要に応じVPC SCで境界設定(D)。攻撃面を最小化する。
- C:パブリックサブネット+全FW開放は攻撃面を最大化する真逆の行為。
- E:サービスアカウント鍵ファイルの配布は鍵漏洩リスクを生む。Workload Identity連携が推奨。
Q24 正解:B
なぜ正解か:「同一ダッシュボードで担当地域の行だけ見せる」=行レベルセキュリティ。元テーブルを複製せず行へフィルタを適用する。
- A:動的マスキングは列の値を隠す機能で、行の絞り込みではない。
- C:列レベルセキュリティは列単位の制御で、行の出し分けには使わない。
- D:地域ごとにテーブル複製は同期ズレ・ガバナンス劣化を招くアンチパターン。
Q25 正解:B
なぜ正解か:「直近5分の平均を1分ごとに更新」=スライディング(ホッピング)ウィンドウ(window=5分, period=1分)。
- A:固定ウィンドウは重複なく区切るため、移動平均にはならない。
- C:セッションウィンドウは無活動で区切る用途。
- D:グローバルウィンドウはトリガーなしでは確定せず、定期更新の集計に不向き。
Q26 正解:B
なぜ正解か:S3のデータを移動せずその場でBigQueryのSQL分析→BigQuery Omni。データ主権・転送コストを回避できる。
- A:全データをGCSへ移すのは「移動を避けたい」要件に反する。
- C:Datastreamは継続複製でデータを移動してしまう。
- D:Data Fusionでロードするのもデータを移動する。
Q27 正解:B
なぜ正解か:常時稼働でアイドルが多い→ジョブ単位(ephemeral)クラスタに切り替え、完了後自動削除+データをGCSに置く(ストレージ・コンピュート分離)のがコスト最小化の定番。
- A:マスターをプリエンプティブルにするとクラスタが不安定化(禁忌)。
- C:ワーカー増は早く終わるがアイドルコスト問題は解決しない。
- D:HDFS永続保存は破棄時にデータ消失リスクがあり分離の原則に反する。
Q28 正解:A, C
なぜ正解か:training-serving skewの根本対策は TRANSFORM 句に前処理を記述(A)。TRANSFORM に書いた前処理はモデルに保存され、ML.PREDICT時に自動適用される(C)ため学習と推論で前処理がずれない。
- B:予測のたびに手動で書き直すのはskewの原因そのもの。
- D:別々のスクリプト管理もずれを生む。
- E:前処理の廃止はモデル精度を損ない、skew対策にもならない。
Q29 正解:A
なぜ正解か:「注文日で範囲フィルタが多い」→日付パーティション(スキャン削減)、「特定の商品カテゴリで頻繁に絞り込み/集計」→そのカテゴリでクラスタリング(フィルタ/集計の高速化)。パーティション=コスト削減、クラスタ=高速化の役割分担。
- B:正規化してJOINを増やすのはBigQueryでは逆効果。
- C:BigQueryに従来型インデックスの概念はなく不適。
- D:パーティションとクラスタリングの対象が逆(範囲フィルタの多い列をパーティションにすべき)。
Q30 正解:B
なぜ正解か:「同一ユーザー内で順序保証、ユーザー間は不問」=ユーザーIDを順序指定キーにする。キーごとに順序が保たれ、グローバル全順序は不要。
- A:全メッセージに同一キーを付けると全体が1つの順序付けに集約され並列性が大きく落ちる。
- C:フィルタは配信の絞り込みで順序とは無関係。
- D:Pub/Sub Liteはコスト・キャパシティの話で順序要件の解決ではない。
Q31 正解:B
なぜ正解か:Googleグループに事前定義ロール(不足ならカスタムロール)を付与し、メンバーをグループで管理。異動・退職時の管理が容易で最小権限を満たすベストプラクティス。
- A:個人への基本ロール付与は管理が煩雑で権限も粗すぎる。
- C:共通サービスアカウント鍵の配布は鍵漏洩・追跡不能で危険。
- D:全員Editorは最小権限に大きく反する。
Q32 正解:B
なぜ正解か:社外組織と参照型でコピーせず共有→Analytics Hub。提供者がリスティングを公開、利用者がリンクされたデータセットとして参照、同期ズレなし。
- A:CSVエクスポートは同期ズレ・ガバナンス劣化。
- C:Ownerロール付与は過剰権限で危険。
- D:署名付きURLはファイル配布でデータセット共有の最適解ではない。
Q33 正解:A, B
なぜ正解か:CI/CDの定石はCloud Buildのトリガーでpush/PR時に cloudbuild.yaml を実行しdev→staging→prodへ昇格(A)、DAGファイルをCloud BuildでGCSの dags/ フォルダへ自動デプロイ(B)。
- C:本番への手動アップロードは再現性・自動化に反する。
- D:手動起動は自動化・再現性に反する。
- E:鍵のハードコードはセキュリティ上のアンチパターン。
Q34 正解:B
なぜ正解か:GCSのParquetを移動せずSQL分析しつつ行/列レベルのアクセス制御→BigLakeテーブル。単なる外部テーブルでは細粒度セキュリティが弱い。
- A:全ロードはデータ移動が発生し「移動させたくない」要件に反する。
- C:GCSのIAMだけでは行/列レベルの細粒度制御ができない。
- D:均一バケットレベルアクセスは粗粒度で要件を満たさない。
Q35 正解:B
なぜ正解か:結果がすぐ必要ない大量バッチ集計で同時実行クォータに当たる→バッチ優先度に変更しキュー実行させると、スロット空き次第で実行され同時実行枠を圧迫しない。
- A:インタラクティブのままリトライ増加は根本解決にならない。
- C:1ジョブにまとめると粒度が粗く保守性・部分再実行性が落ちる。
- D:Editions切り替え「だけ」では同時実行クォータの構造的問題は必ずしも解決しない(バッチ化が適切)。
Q36 正解:B
なぜ正解か:IAMが正しくても、認証情報漏洩・内部不正でのデータ持ち出しは防げない。VPC Service Controlsでサービス境界を作り、境界外へのデータ移動をブロックするのが定番解答。
- A:CMEKは暗号鍵管理で、境界外への持ち出しは防げない。
- C:承認済みビューはアクセス委譲の仕組みで、境界越えの持ち出し防止が主目的ではない。
- D:DLPはPII検出・分類で、持ち出し境界の制御はしない。
Q37 正解:B
なぜ正解か:数個のHTTP/サービスを順番に呼ぶ軽量オーケストレーションを常時稼働コストなしで→Workflows(サーバーレス・実行課金・YAML/JSON)。
- A:Composerは常時稼働の環境コストがかかりオーバースペック。
- C:Dataprocはクラスタ処理用でAPIオーケストレータではない。
- D:DataflowはデータパイプラインでありAPI連携用途ではない。
Q38 正解:A, C
なぜ正解か:30日はよくアクセス→その後めったに参照されない→ライフサイクルでNearline→Coldline/Archiveへ自動移行(A)。7年の保持義務終了後に自動削除(C)。コスト最適化の定番。
- B:作成直後に全Archiveは、初期30日のアクセスに対し取り出しコスト・最低保存期間で逆に高コスト/非効率。
- D:永久Standardは保管コストが高くコスト最適化に反する。
- E:手動コピーは運用負荷が高くライフサイクル自動化の利点を捨てる。
Q39 正解:B
なぜ正解か:重い集計(GROUP BY)の繰り返しで再計算を減らす→マテリアライズドビューで結果を事前計算し増分自動更新。最新性をある程度許容できる本ケースに合致。
- A:BI Engineはアクセス高速化(インメモリ)で「計算自体の削減」とは役割が異なる(重い集計の再計算削減はマテビューが本筋)。
- C:LIMITは結果を切るだけで集計コストは下がらない。
- D:正規化は逆効果。
Q40 正解:B
なぜ正解か:毎朝6時に1ジョブをトリガーするだけ=Cloud Scheduler(cron)。最も軽量。
- A:Composerは複雑な依存・バックフィル向けでオーバースペック・常時課金。
- C:Dataflowはデータ処理エンジンでスケジューラではない。
- D:Workflowsは複数サービス連携向けで、単純cronだけならSchedulerが軽い。
Q41 正解:A, C
なぜ正解か:Basic Tierはレプリカなし=冗長性なし。可用性を高めるにはStandard Tier(レプリカ+自動フェイルオーバー)(A)、大容量・高スループットならRedisクラスタ(シャーディング+レプリカ)(C)。
- B:Basicのままサイズ拡大は冗長性を提供しない。
- D:Memorystoreを正本にするのは誤り(永続データの保管先ではない)。
- E:手動コピーは自動フェイルオーバーにならず非現実的。
Q42 正解:C
なぜ正解か:「鍵をGCPに一切預けられず自社で完全保持」=CSEK(顧客提供の暗号鍵)。鍵をGCP外で保持する厳格要件向け。
- A:Googleデフォルト暗号化は鍵をGoogleが管理。
- B:CMEKは鍵をCloud KMS(GCP内)で管理するため「一切預けない」要件に反する。
- D:アプリ層独自暗号化のみは要件への標準的回答ではなく運用負荷・リスクが大きい。
Q43 正解:B
なぜ正解か:定型のGCS→BQ取り込みを最小コードで素早く本番化→Googleが提供するDataflowテンプレート(例:GCS Text to BigQuery)を利用。
- A:カスタムSparkは工数大で「最小コード」に反する。
- C:一からDAGを書くのも工数大。
- D:スケジュールドクエリで外部APIは取り込みの定型用途に合わない。
Q44 正解:B
なぜ正解か:データメッシュ=各部門が自律所有+全社共通ルールを強制(フェデレーテッドガバナンス)。GCPではDataplexで横断ガバナンス+Analytics Hubで安全に共有が中核。
- A:単一巨大データセットへの集約は中央集権でデータメッシュに反する。
- C:全データをCloud SQLに正規化は分析・スケール・ドメイン所有の観点で不適。
- D:Composerでジョブ一元管理はオーケストレーションでありガバナンスモデルではない。
Q45 正解:A
なぜ正解か:断続的なジョブ失敗の原因究明は、まずCloud Loggingでエラーメッセージを確認し、クォータ(同時実行/APIレート)超過の有無を調べるのが定石。
- B:テーブル再作成は原因究明前の破壊的対応。
- C:プロジェクト作り直しは過剰で原因究明にならない。
- D:Editions切り替えは原因が不明なまま行う対処で、まず調査が先。
Q46 正解:B
なぜ正解か:「列は見せるが値をマスク、集計(件数)はできる」=動的データマスキング。権限がなくても列にアクセスでき、値だけがマスクされる。
- A:列レベルセキュリティは権限がないと列ごとアクセス不可(エラー)になり、集計もできない。
- C:行レベルセキュリティは行の出し分けで、列の値マスクではない。
- D:列の物理削除は集計もできなくなり要件に反する。
Q47 正解:A, B
なぜ正解か:過去メッセージの再処理にはメッセージ保持期間の設定(確認済みも一定期間保持)(A)が前提で、シーク(B)で過去のタイムスタンプ/スナップショットへ巻き戻して再配信する。
- C:順序指定キーは順序保証で再処理機能ではない。
- D:サブスクリプション削除・再作成は過去メッセージの再処理にならない。
- E:デッドレター保持をゼロにすると失敗メッセージが失われ逆効果。
Q48 正解:A
なぜ正解か:Dataformのアサーション(assertions)で、一意性・NULL非許容・参照整合性などを宣言的にテストできる。
- B:Cloud Loggingのアラートは事象通知でデータ検証の宣言的テストではない。
- C:マテリアライズドビューは事前集計で検証用途ではない。
- D:デッドレターキューは不正レコードの隔離で、宣言的なデータ検証ではない。
Q49 正解:B
なぜ正解か:Spannerで親子を物理的に隣接配置し一緒に読むJOINを高速化=インターリーブ(Interleaving)。データローカリティを高める。
- A:フィールドプロモーションはBigtableの行キー設計手法で、Spannerでは使わない。
- C:単調増加主キーはホットスポットの原因で逆効果。
- D:マテリアライズドビューはこの親子ローカリティ最適化の手段ではない。
Q50 正解:B
なぜ正解か:リージョン全体の障害に備え、RPO数分許容→別リージョンにクロスリージョンリードレプリカを配置し、災害時に昇格(promote)して切り替える。
- A:同一リージョンのHAのみではリージョン障害に耐えられない(ゾーン障害用)。
- C:1日1回バックアップではRPO数分を満たせない。
- D:ディスク拡大はDRと無関係。
採点と判定
1. 正答数の集計
正解した問題数を数えてください(全50問、各2点 = 100点満点換算)。
| 正答数 | 換算スコア | 判定 |
|---|---|---|
| 45〜50 | 90〜100% | 合格濃厚。本番でも安定して得点できるレベル。弱点の取りこぼしだけ最終確認を。 |
| 40〜44 | 80〜88% | 合格圏内。間違えた領域を解説で詰めれば本番は安全圏。 |
| 35〜39 | 70〜78% | ボーダー上(合格圏)。70%が合格目安。間違えた問題のセクションを重点復習。 |
| 30〜34 | 60〜68% | あと一歩。誤答セクションの応用ファイルを再読し、決定木・対比表を暗記。 |
| 〜29 | 〜58% | 要対策。基礎→応用を再周回し、特に下表で正答率が低いセクションを優先。 |
2. セクション別 正答率の記録表
セクションごとに「正解数 / 出題数」を記入し、弱点セクションを特定してください。
| セクション | 出題範囲 | 該当問題番号 | 出題数 | 正解数 | 正答率 |
|---|---|---|---|---|---|
| S1 データ処理システムの設計 | IAM/暗号化/移行/ガバナンス | Q1, Q6, Q12, Q19, Q23※, Q26, Q31, Q36, Q42, Q44※, Q48 | 11 | ___ | ___% |
| S2 データの取り込みと処理 | Pub/Sub/Dataflow/Dataproc/オーケストレーション | Q2, Q5, Q8, Q11, Q15, Q20, Q23, Q25, Q30, Q33, Q37, Q40, Q43, Q47 | 13 | ___ | ___% |
| S3 データの保存 | ストレージ選定/BigQuery/Bigtable/Spanner/レイク | Q3, Q9, Q13, Q17, Q21, Q29, Q34, Q38, Q44, Q49 | 10 | ___ | ___% |
| S4 分析のためのデータ準備 | BI高速化/セキュリティ/BQML/RAG/共有 | Q7, Q14, Q18, Q24, Q28, Q32, Q39, Q46 | 8 | ___ | ___% |
| S5 保守と自動化 | コスト最適化/自動化/監視/DR | Q4, Q10, Q16, Q22, Q27, Q35, Q41, Q45, Q50 | 8 | ___ | ___% |
※ Q23(Dataflowのセキュア化)とQ44(データメッシュ)はセクションをまたぐ性質を持つため、見出しタグに基づきS2/S3として集計しています。本表の問題番号は各設問見出しの【S○】タグに準拠してください。
3. 本番に向けた最終アドバイス
- 比重の高いS2・S3で確実に得点する:この2セクションで全体の約45%。ストレージ選定の意思決定ツリー(構造化度→OLAP/OLTP→モデル→分散/整合性)と、Dataflow/Dataproc/Data Fusionの使い分けは反射的に答えられるまで固めること。
- 紛らわしい対比を最終確認:
- CMEK(KMSで管理)vs CSEK(GCPに預けない)
- 列レベルセキュリティ(アクセス拒否)vs 動的データマスキング(値だけ隠す・集計可)
- 行レベルセキュリティ(行の出し分け)vs 列レベル制御
- HA構成(ゾーン障害・自動フェイルオーバー)vs クロスリージョンリードレプリカ(リージョン災害・手動昇格)
- 固定/スライディング/セッションウィンドウの使い分け
- Composer(複雑な依存DAG)vs Workflows(軽量API連携)vs Scheduler(単純cron)
- Pub/Sub vs Pub/Sub Lite、Bigtable vs BigQuery
- 「データを移動・コピーしない」が正解の型:BigQuery Omni / BigLake(マルチクラウド分析)、Analytics Hub(組織間共有)、Dataplex(レイク統制)、行/列レベルセキュリティ・承認済みビュー(可視化制御)。選択肢に「全データをコピー/エクスポート」があれば疑う。
- 長文シナリオは要件を分解して各サービスに割り当てる:本番の設計問題は複数要件の組み合わせ。「強整合かつグローバル→Spanner」「順不同・遅延→イベント時刻+ウォーターマーク+許容遅延」のように、キーワードからサービスを即マッピングする訓練を。
- 時間配分:50問を120分なので1問あたり約2.4分。長文問題に時間を取られすぎないよう、即答できる問題から処理し、迷う問題はフラグを立てて後回しにする。
- 誤答した問題は必ず解説の「各誤答がなぜ不正解か」まで読む:本番は紛らわしい選択肢の消去法が勝負。なぜ他が違うのかを言語化できれば本番でも揺るがない。
健闘を祈ります。