People領域 練習問題(30問)
正解と解説は文末に記載。まず全問解いてから採点する。
Q1
新しく結成されたチームでメンバーが互いに礼儀正しいが、距離を置いている。PMが今すべきことは?
A) チームビルディングのためのオフサイトを開催 B) 厳格な目標設定で結果を出させる C) 自然に Norming に移行するのを待つ D) コンフリクト解決の研修を受けさせる
Q2
プロジェクトに新メンバーが3人加入した。タックマンモデル上、チームはどの段階に戻る可能性が高いか?
A) Forming B) Storming C) Norming D) Performing
Q3
ステークホルダーの一人が会議に参加せず、メールにも返信しない。重要な意思決定者である。PMはまず何をすべきか?
A) スポンサーに苦情を伝える B) 個別にミーティングをセットして関与の方法を相談する C) その人を抜きで意思決定を進める D) 上司にエスカレーション
Q4
チームメンバーAがBに技術知識で劣等感を抱き、議論を避けている。PMの最適な行動は?
A) Aを別チームに移す B) Bにペースを落とすよう指示 C) Aにメンタリングを提供し、信頼関係構築の場を作る D) 1人で解決できるよう放任
Q5
オフショアのバーチャルチームで、東京とインドのメンバー間にコミュニケーション不全がある。最初の対応は?
A) 会議をすべて英語に統一 B) Working Agreement をチームで合意し、応答時間・会議時間・言語ガイドラインを定める C) 1拠点に集約 D) コミュニケーションツールをSlackからTeamsに切り替える
Q6
メンバー2人が予算配分でもめている。締切まで2週間あり、チーム全体に影響する重要案件。最適なコンフリクト解決手法は?
A) Withdrawing B) Smoothing C) Compromising D) Collaborating
Q7
あるベンダーが法令違反になる手段を提案してきた。PMはどうすべきか?
A) スポンサーに相談 B) 妥協案を探す C) 拒否し、代替案を求める(Forcing) D) ベンダーの専門性を尊重して受け入れる
Q8
チームのコンフリクト源として最も避けたいのは?
A) スケジュール B) 技術的見解 C) リソース配分 D) 個性(Personality)
Q9
PMが目指すべきリーダーシップスタイルとして PMBOK7 が最も推奨するのは?
A) Transactional B) Servant C) Laissez-faire D) Charismatic
Q10
新人メンバーがPMの判断を仰がず大事な決定をしてしまった。PMはどうすべきか?
A) 厳しく叱責し再発防止 B) 黙って自分でリカバリ C) どの範囲で意思決定できるかを明確化し、振り返りで学習機会にする D) スポンサーに報告
Q11
ステークホルダーマップで「Power: 高、Interest: 低」のステークホルダーへの戦略は?
A) Manage Closely B) Keep Satisfied C) Keep Informed D) Monitor
Q12
チームメンバーが昇給したが、依然としてやる気がない。Herzbergの理論では何が不足しているか?
A) 衛生要因(給料・労働条件) B) 動機要因(達成・承認・成長) C) 安全欲求 D) 生理的欲求
Q13
Vroom の期待理論の3要素はどれか?
A) Need / Want / Ability B) Effort / Performance / Outcome C) Expectancy / Instrumentality / Valence D) Trust / Motivation / Reward
Q14
6人だったチームが10人になった。コミュニケーションチャネル数の増加は?
A) 4 B) 9 C) 30 D) 60
Q15
重要なメッセージを伝える際、PMI流に推奨される媒体は?
A) メール B) チャットメッセージ C) 対面 or ビデオ会議 D) プロジェクト管理ツールへの記録
Q16
プロジェクトキックオフで合意すべき最も重要な項目はどれか?
A) 詳細なスコープWBS B) プロジェクト目的・成功基準・役割・グランドルール C) 全リスク登録簿 D) 詳細スケジュール
Q17
匿名で専門家から複数ラウンドの意見を集約する手法は?
A) Brainstorming B) Nominal Group Technique C) Delphi Technique D) Multi-Criteria Decision Analysis
Q18
チームメンバーが、深夜まで残業をする文化を疑問視している。PMの対応で最適なのは?
A) 残業しないようルール化 B) メンバーの本音を1on1で聞き、根本原因を分析、必要なら作業分配やスコープ調整 C) 上司に相談してメンバーを評価減点 D) 残業手当を増額
Q19
強い反対派ステークホルダーがいる。最初の対応は?
A) スポンサーに報告して圧力をかけてもらう B) 1on1で会って懸念の根本原因を聞く C) プロジェクトから除外 D) メールで議事録を共有して関与させる
Q20
ステークホルダーエンゲージメントレベルが「Resistant」の場合、最終的に目指すべきレベルは?
A) Unaware B) Neutral C) Supportive 以上 D) どこでも良い
Q21
リモートメンバーが孤独を感じていると報告された。PMの対応は?
A) 出社を求める B) 1on1の頻度を上げ、雑談チャネルや社内交流イベントを設ける C) 仕事量を減らす D) 別プロジェクトに異動
Q22
グランドルール違反が発生した。最初の対応は?
A) 即座にチーム全体で再確認 B) 違反者と1on1で確認し、ルールの重要性を共有 C) スポンサーに報告 D) 罰則を設ける
Q23
高熟練の自律的チームに対する最適なリーダーシップは?
A) 厳しく管理(Transactional) B) 命令で動かす(Directing) C) 障害除去とエンパワー(Servant) D) すべて自分で決める(Authoritative)
Q24
プロジェクトでメンバーAがBの仕事を陰で批判している。PMの対応は?
A) Aを呼び出して叱る B) AとBを同席させ、PMがファシリテートして率直に話し合う C) Aを別タスクに移す D) 無視して様子を見る
Q25
チームメンバーが「自分の判断で重要設計を決めていいか」と質問した。PMはどう答えるべきか?
A) 「自分(PM)が決めるから心配するな」 B) 「全責任は自分(メンバー)で取るので何でも決めていい」 C) 「目的とコンテキストを共有し、影響範囲が大きい場合は事前相談、それ以外はチームで決定して構わない」 D) 「会社の規則に従って」
Q26
プロジェクト中盤、サーバントリーダーシップを実践しているPMがすべきことで適切でないのは?
A) チームの障害を除去する B) チームの意思決定を尊重する C) チームの成果を称える D) チームに代わりすべての設計判断を行う
Q27
EI(感情的知性)の4領域に 含まれない のは?
A) Self-Awareness B) Self-Management C) Strategic Thinking D) Relationship Management
Q28
McGregor の Y理論にもとづくPMの行動は?
A) 厳しい監視と命令 B) 報酬と罰での管理 C) メンバーは本来やる気があると信じ、エンパワーする D) 詳細なルールで縛る
Q29
新規メンバーがチームに加わった際、PMが優先すべきことは?
A) 即座にタスクを割り当て生産性を上げる B) チームのビジョン・グランドルール・役割を共有し、Forming段階のサポート C) メンバーに既存ドキュメントを読ませて自走させる D) 評価制度を説明する
Q30
バーチャルチームで信頼関係を構築する最も効果的な方法は?
A) 厳しいKPI管理 B) 全員出社を強制 C) 対面 or 全員ビデオONのキックオフを実施し、その後も定期的な雑談・1on1を維持 D) Slackチャネルを増やす
解答と解説
| # | 解答 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | A | Forming段階。チームビルディングが効く。Norming自然推移を待つのは消極的。 |
| 2 | A | 新メンバー加入は新チーム形成と同義。Formingに戻る。 |
| 3 | B | Avoid せず1on1で関与方法を確認。エスカレーションは最後。 |
| 4 | C | メンタリングと心理的安全性の確保。除外でなく成長機会。 |
| 5 | B | Working Agreement合意が文化差を埋める。ツール変更だけでは解決しない。 |
| 6 | D | 重要案件+時間あり = Collaborate。 |
| 7 | C | 倫理・法令違反は Force(断固拒否)。 |
| 8 | D | 個性は最も避けたい源泉。客観的問題に転換。 |
| 9 | B | Servantが原則。 |
| 10 | C | エンパワーの範囲明確化+振り返り。叱責でも放置でもない。 |
| 11 | B | Power高Interest低 = Keep Satisfied。 |
| 12 | B | 給料は衛生要因。動機要因(達成・成長)が必要。 |
| 13 | C | Expectancy / Instrumentality / Valence。 |
| 14 | C | 6×5/2=15、10×9/2=45、増加30。 |
| 15 | C | 重要メッセージは対面/ビデオ。55-38-7ルール。 |
| 16 | B | キックオフは目的・成功基準・役割・グランドルール合意が中心。 |
| 17 | C | Delphiは匿名・複数ラウンド・専門家。 |
| 18 | B | 1on1で根本原因。ルール化や評価減点は表層対応。 |
| 19 | B | 1on1で根本原因確認。 |
| 20 | C | Supportive以上を目指す。 |
| 21 | B | 1on1頻度上げと雑談チャネル。 |
| 22 | B | 違反者と1on1で確認。 |
| 23 | C | 高熟練 = Servant + Empower。 |
| 24 | B | 同席で率直対話。陰口は不健全。 |
| 25 | C | エンパワーの典型。範囲明確化+エスカレ条件。 |
| 26 | D | サーバントは支援者。すべての判断を代行は逆方向。 |
| 27 | C | EI 4領域: Self-Awareness/Self-Management/Social Awareness/Relationship Management。 |
| 28 | C | Y理論はエンパワー前提。 |
| 29 | B | 新メンバーの統合 = Forming段階のサポート。 |
| 30 | C | バーチャル信頼の核は早期の対面/ビデオ + 継続的な1on1・雑談。 |
振り返りシート
- 全30問中 _____ 正解
- 苦手だったトピック:
- タックマン
- コンフリクト解決
- ステークホルダー分析
- 動機づけ理論
- バーチャルチーム
- EI / リーダーシップ
苦手項目は 01_チーム_リーダーシップ.md または 02_コンフリクト_ステークホルダー_コミュニケーション.md を再読する。