Part 5(Incomplete Sentences)— Phase 2 不定詞・動名詞⑨
- 全 30問
- 選択肢は A / B / C / D の4択
- 1文の空欄に最適な語句を選ぶ
- 制限時間目安: 1問あたり約20〜30秒
- 動詞固有の型: decide/afford→to不定詞、avoid/suggest/finish→動名詞
- 意味が変わる動詞: remember/stop は未来志向か過去志向かで形が変わる
- 前置詞のto: look forward to / be committed to の後は動名詞
- 目的の不定詞: in order to + 動詞の原形
to不定詞 / 動名詞 早見表
| 動詞・表現 | 後ろに続く形 | 意味 | 見分け方 |
|---|---|---|---|
| decide / afford / promise | to不定詞のみ | 〜することを決める・する余裕がある | 動詞固有の型として暗記 |
| avoid / suggest / finish | 動名詞のみ | 〜を避ける・提案する・し終える | 動詞固有の型として暗記(suggest to doは誤り) |
| remember to do | to不定詞 | (これから)〜するのを忘れない | 未来志向:まだやっていないことを覚えている |
| remember -ing | 動名詞 | (過去に)〜したことを覚えている | 過去志向:すでにやったことを思い出す |
| stop to do | to不定詞(副詞的用法) | 〜するために立ち止まる | 目的を表す。stopの目的語ではない |
| look forward to -ing | 動名詞(toは前置詞) | 〜するのを楽しみにする | toの後に動詞の原形を続けない |
設問チャレンジ(10問)
decide は必ずto不定詞を取る動詞。decided _______ the budget の形で to increase が正解。
(A) 原形、(B) 動名詞はdecideの型に合わない。(D) 過去形/過去分詞も文法的に不適。
avoid は必ず動名詞を取る動詞。「データを失うことを避ける」という意味で losing が正解。
(A) 原形、(C) to不定詞はavoidの型に合わない。(D) 過去形/過去分詞も文法的に不適。
suggest は必ず動名詞を取る動詞。「ソフトウェアを交換することを提案した」という意味で replacing が正解。
(A) to replace は日本人が「提案する=勧める」からto不定詞にしたくなる典型的な誤り。(B)(D) も型に合わない。
「空港でクライアントに会う予定を忘れずに覚えていたので早く退社した」という文脈。remember to do=これからすることを覚えている、で to meet が正解。
(C) meeting は「すでに会ったことを覚えている」の意味になり、後半の理由と論理的に矛盾する。
「会議室へ向かう途中、コーヒーを買うために立ち止まった」という目的を表す副詞的用法のto不定詞。stop to do=〜するために立ち止まる。
(B) buying だと「買うのをやめた」の意味になり、直前の文脈と矛盾する。
look forward to の"to"は不定詞ではなく前置詞。前置詞の後には動名詞が続くため meeting が正解。
(C) to meet は"to"が重複してしまい不適。
be committed to の"to"も前置詞。前置詞の後には動名詞が続くため providing が正解。
(C) to provide は"to"の重複となり不適。
空所の後に動詞の原形 reduce が続いており、「時間を減らすために」という目的を表す in order to が正解。
(A)(D) は前置詞句で後ろに名詞が必要。(B) so は節(主語+動詞)を伴う必要があり、原形動詞には直接つながらない。
finish は必ず動名詞を取る動詞。「数字を確認し終える」という意味で confirming が正解。
(A) 原形、(B) to不定詞はfinishの型に合わない。(D) 過去形/過去分詞も文法的に不適。
afford は必ずto不定詞を取る動詞。「これ以上の遅延のリスクを負う余裕がない」という意味で to risk が正解。
(B) 動名詞、(C) 原形はaffordの型に合わない。(D) 過去形/過去分詞も文法的に不適。
ヒント(3段階)
ヒント 1 — 方向性
選択肢に動詞の原形・to不定詞・動名詞・過去形が並んでいたら「不定詞 vs 動名詞」問題です。まず直前の動詞(またはtoの前の語句)が、どちらを取る"型"なのかを思い出しましょう。
ヒント 2 — 解法のキー
- Q1, Q10: decide / afford は必ずto不定詞を取る動詞
- Q2, Q3, Q9: avoid / suggest / finish は必ず動名詞を取る動詞
- Q4, Q5: remember / stop は両方取れるが、「これからすること」か「すでにしたこと・別の目的での中断」かで形が変わる
- Q6, Q7: look forward to / be committed to の"to"は前置詞。後ろは動名詞
- Q8: 「時間を減らすために」という目的を表す語句を選ぶ
ヒント 3 — ほぼ答えに近い誘導
- Q1:
decided _______ the budgetは decide の直後なのでto不定詞(to increase) - Q4: 「空港で会うことを覚えていた"から"1時間早く退社した」という未来の予定を忘れなかった、という意味(to meet)
- Q5: 「会議室に向かう途中で、コーヒーを買うために立ち止まった」という目的(to buy)
- Q6:
looking forward toの後は動名詞(meeting) - Q8: 空所の後に動詞の原形
reduceが続いているので、for/because ofではなくin order toが適切
正解一覧(確認用)
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頻出語彙・表現
| 語彙/表現 | 品詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| decide to do | 動詞+to不定詞 | 〜することを決める | We decided to expand our operations overseas. |
| avoid -ing | 動詞+動名詞 | 〜することを避ける | Avoid submitting the form after the deadline. |
| suggest -ing | 動詞+動名詞 | 〜することを提案する | She suggested revising the proposal. |
| remember to do | 動詞+to不定詞 | (これから)〜するのを忘れない | Remember to lock the office door. |
| remember -ing | 動詞+動名詞 | (過去に)〜したことを覚えている | I remember signing the contract last year. |
| stop to do | 動詞+to不定詞(副詞的) | 〜するために立ち止まる | He stopped to check his phone. |
| stop -ing | 動詞+動名詞 | 〜するのをやめる | The factory stopped producing the old model. |
| look forward to -ing | 慣用句(toは前置詞) | 〜するのを楽しみにする | We look forward to working with you. |
| be committed to -ing | 慣用句(toは前置詞) | 〜することに尽力している | The firm is committed to reducing waste. |
| in order to do | 目的の不定詞 | 〜するために | She arrived early in order to prepare the room. |
| finish -ing | 動詞+動名詞 | 〜し終える | Please finish reviewing the draft by noon. |
| afford to do | 動詞+to不定詞 | 〜する余裕がある | The startup cannot afford to hire more staff. |
弱点パターン分析
| パターン | 問題 | ポイント |
|---|---|---|
| 動詞固有の型(to不定詞のみ) | Q1, Q10 | decide, afford |
| 動詞固有の型(動名詞のみ) | Q2, Q3, Q9 | avoid, suggest, finish |
| 両方可・未来志向のto不定詞 | Q4, Q5 | remember to do, stop to do |
| 前置詞+動名詞の慣用句 | Q6, Q7 | look forward to, be committed to |
| 目的を表す不定詞 | Q8 | in order to |
よくある日本人のミス
| ミス | 原因 | 正しいアプローチ |
|---|---|---|
| suggest to do としてしまう | 「提案する」=「勧める」から助言系動詞と同じto不定詞にしたくなる | suggest/recommendは動名詞専用と個別に暗記する |
| remember to do と remember -ing を逆に覚える | 日本語では両方「覚えている」と訳せてしまう | to do=これからやる(忘れずに)、-ing=すでにやった、と時間の方向で区別する |
| look forward to の後にto不定詞を続けてしまう | "to"を見ると反射的に動詞の原形を続けたくなる | look forward to / be committed to のtoは前置詞と覚え、後ろは必ず動名詞にする |
| in order to と so の使い分けを誤る | どちらも「〜するために」という訳になりがち | in order to+原形(句)、so that+主語動詞(節)と、後ろに続く形で判断する |
| stop to do と stop -ing の意味を混同する | どちらも「止まる」という訳から意味の違いに気づきにくい | to do=目的(〜するために立ち止まる)、-ing=中止(〜するのをやめる)と区別する |
次のステップ
語彙⑤ ビジネスで頻出の熟語・慣用表現(look into/come up with/take advantage of など)— Phase 2 Part 5 テーマ⑩(Phase 2最終テーマ)
火曜日 — Part 7 SP(Phase 2テーマの続き、または新形式の文書での読解演習)