Day 129 — Part 2: 質問に含まれる誤った前提を訂正する応答(Correcting a False Premise)

2026-08-22 Phase 3(目標860点) Part 2 — Question-Response テーマ: 誤った前提を訂正する応答 難易度: ★★★★☆

Part 2 誤った前提を訂正する応答 — Phase 3 攻略

出題形式
  • 設問文に対してA/B/Cの3択から最適な返答を選ぶ
  • 全25問 / 本番は音声のみ
  • 今日は 10問(誤った前提を訂正する応答フォーカス)
  • トランスクリプト形式で練習
Phase 3 重点スキル
  • 付加疑問文を鵜呑みにしない: "..., right?" "..., isn't she?"は話者の思い込みが前提になっている合図
  • "Actually, ..."に注目: 前提を覆す訂正の合図として非常に高頻度
  • 前提の1点を特定する: 誰が・いつ・どこで・どのくらい、のどれか1つが違っていないか
  • 前提を受け入れたままの説明は不正解: キーワードが一致していても、訂正になっていない選択肢は罠
Phase 3 目標: 10問中 7〜10問正解(70〜100%) — 質問者の思い込み・前提を見抜き、それを訂正する自然な応答を正確に選べるようになる

前提訂正型 識別チャート

型 構造・特徴 正解を選ぶコツ
事実誤認型 場所・日程・担当者などの具体的な事実が間違っている 質問中の固有名詞(地名・日付・部屋名)が選択肢で覆されていないか確認する
担当者交代型 「まだその人がやっている」という前提が古い "reassigned" "someone else"など、交代を示す語に注目する
状況変化型 予定・スケジュールがすでに変更されている 付加疑問文(aren't you? / haven't you?)は「まだ変わっていないはず」という前提を含みやすい
想定過大・過小型 相手が思っているより条件が緩い、または厳しい "I assume ~"の後には、実際の条件がそれと違うという訂正が続きやすい

問題チャレンジ(10問)

各設問の返答として最も適切なものを A/B/C から選び、「答え合わせ」で即フィードバックを受けてください。

問 1 想定過大・過小型
設問タイプ: 昇進への感想確認 — 「喜んでいるはず」という前提を覆し、実は断ったことを伝える型
"You must be excited about your promotion to team lead."
問 2 事実誤認型
設問タイプ: 新オフィス情報の確認 — 「東京」という場所の前提を「大阪」に訂正する型。"Tokyo"の流用に注意
"I heard the new office is opening in Tokyo next month."
問 3 担当者交代型
設問タイプ: 会議主催者の確認 — 「自分が部長になった」という前提を覆す型
"Since you're the department head now, you'll be leading the budget meeting, right?"
問 4 状況変化型
設問タイプ: フライト日程の確認 — 「明日の朝」という日程の前提を「今夜」に訂正する型
"You're flying out tomorrow morning for the client visit, aren't you?"
問 5 想定過大・過小型
設問タイプ: 経験の確認 — 「初めてのはず」という前提を覆す型
"This must be your first time managing a project of this size."
問 6 状況変化型
設問タイプ: 提出状況の確認 — 「昨日提出した」という前提を、延長が認められたことで覆す型
"You submitted the report by the deadline yesterday, correct?"
問 7 担当者交代型
設問タイプ: 担当者の確認 — 「まだ田中さんが担当している」という前提を覆す型。"Kobayashi account"の流用に注意
"Ms. Tanaka is still handling the Kobayashi account, isn't she?"
問 8 想定過大・過小型
設問タイプ: 予算条件の確認 — 「全額承認が必要」という前提を覆す型
"I assume you'll need the full budget approved before starting."
問 9 事実誤認型
設問タイプ: 会場の確認 — 「メイン会議室」という場所の前提を「別館」に訂正する型
"The workshop is being held in the main conference room, right?"
問 10 状況変化型
設問タイプ: 契約状況の確認 — 「すでに署名済み」という前提を、法務がまだ審査中と覆す型。"signed"の流用に注意
"You've already signed the new vendor contract, haven't you?"

ヒント(段階開示)

問題を解いてから確認しましょう。

すべて「〜ですよね?」「〜だと思うけど」という話者の思い込み・前提を含む質問です。正解は、その前提のどこか1点(担当者・日程・場所・条件など)を訂正する応答になります。
質問文の中で「当然の事実」として語られている部分(誰が・いつ・どこで・どのくらい)に注目し、それが選択肢の中で覆されていないかを探してください。"Actually, ..." で始まる選択肢は特に要チェックです。
各問の正解パターン:
Q1: 昇進の話を「断った」=前提(喜んでいるはず)を覆す
Q2: 場所が「東京ではなく大阪」=場所の前提を訂正
Q3: 部長の役割は「別の人になった」=担当者の前提を訂正
Q4: フライトが「今夜に変更」=日程の前提を訂正
Q5: 実は「去年もっと大きい案件を担当した」=経験の前提を訂正
Q6: 提出期限は「延長された」=前提(昨日提出した)を訂正
Q7: 担当は「先週再割り当てされた」=担当者の前提を訂正
Q8: 実は「一部予算でも開始できる」=条件の前提を訂正
Q9: 会場は「別館に変更」=場所の前提を訂正
Q10: 契約は「法務がまだ審査中」=前提(署名済み)を訂正

正解・解説

正解一覧
Q1: B Q2: A Q3: B Q4: C Q5: A Q6: B Q7: A Q8: B Q9: A Q10: C
Q1. You must be excited about your promotion to team lead.
B ✅ "Actually, I turned that offer down." — 「昇進に興奮しているはず」という前提を覆し、断ったことを伝える自然な応答。
A ✗ "I've led several teams in the past." — TRAP 過去の経験の説明であり、今回の昇進についての前提訂正になっていない。
C ✗ "The promotion ceremony is next Friday." — TRAP 昇進を受け入れた前提のまま日程を答えており、話が噛み合っていない。
Q2. I heard the new office is opening in Tokyo next month.
A ✅ "Actually, it's Osaka, not Tokyo." — 「東京」という場所の前提を「大阪」に訂正する自然な応答。
B ✗ "I've visited Tokyo several times." — TRAP "Tokyo"の流用。新オフィスの話とは無関係な個人的経験にすり替え。
C ✗ "The office will have 200 desks." — TRAP 東京という前提を受け入れたまま規模を説明しており、訂正になっていない。
Q3. Since you're the department head now, you'll be leading the budget meeting, right?
B ✅ "Actually, that role went to someone else." — 「自分が部長になった」という前提を覆す自然な応答。
A ✗ "I do enjoy attending budget meetings." — TRAP 前提を受け入れたままの感想であり、訂正になっていない。
C ✗ "The budget meeting starts at 10 AM." — TRAP 前提を受け入れたまま日程を説明しており、話が噛み合っていない。
Q4. You're flying out tomorrow morning for the client visit, aren't you?
C ✅ "Actually, my flight got moved to tonight." — 「明日の朝」という日程の前提を「今夜」に訂正する自然な応答。
A ✗ "I've flown to that city many times." — TRAP 過去の経験の説明であり、明日の予定についての訂正になっていない。
B ✗ "The client visit was rescheduled for next week." — TRAP 質問は「自分のフライトの日程」についてなのに、訪問自体の日程にすり替えており微妙にずれている。
Q5. This must be your first time managing a project of this size.
A ✅ "Actually, I managed a bigger one last year." — 「初めてのはず」という経験の前提を覆す自然な応答。
B ✗ "Project management requires strong communication." — TRAP 一般論であり、自分の経験についての前提訂正になっていない。
C ✗ "The project will take six months." — TRAP 前提を受け入れたまま期間を説明しており、話が噛み合っていない。
Q6. You submitted the report by the deadline yesterday, correct?
B ✅ "Actually, we were granted a short extension." — 「昨日提出した」という前提を、延長が認められたことで覆す自然な応答。
A ✗ "I submit reports every month." — TRAP 一般的な頻度の説明であり、昨日の提出についての訂正になっていない。
C ✗ "The report covers Q3 performance." — TRAP 前提を受け入れたまま内容を説明しており、話が噛み合っていない。
Q7. Ms. Tanaka is still handling the Kobayashi account, isn't she?
A ✅ "Actually, that account was reassigned last week." — 「まだ田中さんが担当している」という前提を覆す自然な応答。
B ✗ "The Kobayashi account is our biggest client." — TRAP "Kobayashi account"の流用。担当者の前提訂正にはなっていない。
C ✗ "I've worked with Ms. Tanaka before." — TRAP 自分と田中さんの過去の関係の話であり、現在の担当についての訂正になっていない。
Q8. I assume you'll need the full budget approved before starting.
B ✅ "Actually, we can begin with partial funding." — 「全額承認が必要」という前提を、一部予算でも開始できると覆す自然な応答。
A ✗ "The budget was approved last quarter." — TRAP 前提を受け入れたまま過去の承認時期を説明しており、話が噛み合っていない。
C ✗ "I approve of the new plan." — TRAP "approve"の流用。予算の承認とは無関係な、計画への賛同にすり替え。
Q9. The workshop is being held in the main conference room, right?
A ✅ "Actually, it moved to the annex building." — 「メイン会議室」という場所の前提を「別館」に訂正する自然な応答。
B ✗ "The workshop lasts about two hours." — TRAP 前提を受け入れたまま所要時間を説明しており、話が噛み合っていない。
C ✗ "I attended a similar workshop last year." — TRAP 過去の別のワークショップの話にすり替え。
Q10. You've already signed the new vendor contract, haven't you?
C ✅ "Actually, legal is still reviewing it." — 「すでに署名済み」という前提を、法務がまだ審査中と覆す自然な応答。
A ✗ "The vendor offered a good discount." — TRAP 前提を受け入れたまま条件の話にすり替えており、署名についての訂正になっていない。
B ✗ "I signed several contracts this year." — TRAP "signed"の流用。今回の契約とは無関係な、今年の契約全般の話にすり替え。

頻出語彙・表現

語彙/表現 品詞 意味 例文
actually副詞(訂正のマーカー)実は・実際は(前提を訂正する合図)Actually, it's Osaka, not Tokyo.
turn down句動詞(申し出などを)断るI turned that offer down.
reassign動詞(担当・業務を)再割り当てするThat account was reassigned last week.
get moved (up/back)表現(予定が)変更されるMy flight got moved to tonight.
grant an extension熟語延長を認めるWe were granted a short extension.
partial funding名詞句一部の予算・資金We can begin with partial funding.
annex (building)名詞別館・付属棟It moved to the annex building.
under review熟語審査中・検討中The contract is still under review.
I'm afraid ~熟語(婉曲な否定)残念ながら〜(悪い知らせを柔らかく伝える)I'm afraid that's no longer the case.
as of now熟語現時点ではAs of now, the role belongs to someone else.

弱点パターン分析

パターン 該当問題 定着ポイント
担当者交代型の訂正 Q3, Q7 「今も同じ人が担当している」という前提を疑い、"reassigned" "someone else"などの交代を示す語に注目する
日程・場所変更型の訂正 Q2, Q4, Q9 質問中の具体的な固有名詞(地名・会議室名)を鵜呑みにせず、選択肢で覆されていないか確認する
経験・状況の想定過大/過小型 Q1, Q5, Q8 質問者が「〜のはず」「〜が必要なはず」と決めつけている箇所こそ訂正のポイントになりやすい
状態確認型(すでに完了した/期限を守った)の訂正 Q6, Q10 付加疑問文(..., correct? / haven't you?)は「すでに完了している」という前提を含みやすく、実は未完了・延長のパターンが多い
キーワード流用トラップ(前提を受け入れたままの説明) Q1〜Q10 各問のA/B/C系 質問中の単語がそのまま出てくる選択肢でも、前提を訂正せずに受け入れたままの内容は不正解

よくある日本人のミス

ミス 原因 正しいアプローチ
付加疑問文(..., right? / aren't you?)を単純なYes/No確認だと思い込む 付加疑問文=事実確認、という学校英語の理解に留まっている Part 2の付加疑問文は「話者の思い込み」を含むことが多く、訂正が正解になりうると意識する
"Actually, ..."で始まる選択肢を見落とし、より直接的なYes/Noの選択肢を選んでしまう "Actually"が持つ「訂正」のニュアンスに慣れていない "Actually"は前提を覆す合図であり、Part 2後半では非常に高頻度の正解パターンだと知っておく
前提を受け入れたまま関連する事実を説明している選択肢を「話が通じているから」と選んでしまう 前提そのものが誤っている可能性を検討していない 「この前提は本当に正しいか?」を疑ってから選択肢を吟味する
固有名詞(人名・地名・案件名)が一致しているだけで内容を吟味せずに選んでしまう キーワード一致に頼って判断している 固有名詞が一致していても、前提の訂正になっているか/単なる補足説明かを必ず区別する

自己評価

理解度
次回: 2026-08-23(日)— 弱点復習 または Part 7 DP(Double Passage)