Part 2 誤った前提を訂正する応答 — Phase 3 攻略
出題形式
- 設問文に対してA/B/Cの3択から最適な返答を選ぶ
- 全25問 / 本番は音声のみ
- 今日は 10問(誤った前提を訂正する応答フォーカス)
- トランスクリプト形式で練習
Phase 3 重点スキル
- 付加疑問文を鵜呑みにしない: "..., right?" "..., isn't she?"は話者の思い込みが前提になっている合図
- "Actually, ..."に注目: 前提を覆す訂正の合図として非常に高頻度
- 前提の1点を特定する: 誰が・いつ・どこで・どのくらい、のどれか1つが違っていないか
- 前提を受け入れたままの説明は不正解: キーワードが一致していても、訂正になっていない選択肢は罠
Phase 3 目標:
10問中 7〜10問正解(70〜100%) — 質問者の思い込み・前提を見抜き、それを訂正する自然な応答を正確に選べるようになる
前提訂正型 識別チャート
| 型 | 構造・特徴 | 正解を選ぶコツ |
|---|---|---|
| 事実誤認型 | 場所・日程・担当者などの具体的な事実が間違っている | 質問中の固有名詞(地名・日付・部屋名)が選択肢で覆されていないか確認する |
| 担当者交代型 | 「まだその人がやっている」という前提が古い | "reassigned" "someone else"など、交代を示す語に注目する |
| 状況変化型 | 予定・スケジュールがすでに変更されている | 付加疑問文(aren't you? / haven't you?)は「まだ変わっていないはず」という前提を含みやすい |
| 想定過大・過小型 | 相手が思っているより条件が緩い、または厳しい | "I assume ~"の後には、実際の条件がそれと違うという訂正が続きやすい |
問題チャレンジ(10問)
各設問の返答として最も適切なものを A/B/C から選び、「答え合わせ」で即フィードバックを受けてください。
問 1
想定過大・過小型
設問タイプ: 昇進への感想確認 — 「喜んでいるはず」という前提を覆し、実は断ったことを伝える型
"You must be excited about your promotion to team lead."
問 2
事実誤認型
設問タイプ: 新オフィス情報の確認 — 「東京」という場所の前提を「大阪」に訂正する型。"Tokyo"の流用に注意
"I heard the new office is opening in Tokyo next month."
問 3
担当者交代型
設問タイプ: 会議主催者の確認 — 「自分が部長になった」という前提を覆す型
"Since you're the department head now, you'll be leading the budget meeting, right?"
問 4
状況変化型
設問タイプ: フライト日程の確認 — 「明日の朝」という日程の前提を「今夜」に訂正する型
"You're flying out tomorrow morning for the client visit, aren't you?"
問 5
想定過大・過小型
設問タイプ: 経験の確認 — 「初めてのはず」という前提を覆す型
"This must be your first time managing a project of this size."
問 6
状況変化型
設問タイプ: 提出状況の確認 — 「昨日提出した」という前提を、延長が認められたことで覆す型
"You submitted the report by the deadline yesterday, correct?"
問 7
担当者交代型
設問タイプ: 担当者の確認 — 「まだ田中さんが担当している」という前提を覆す型。"Kobayashi account"の流用に注意
"Ms. Tanaka is still handling the Kobayashi account, isn't she?"
問 8
想定過大・過小型
設問タイプ: 予算条件の確認 — 「全額承認が必要」という前提を覆す型
"I assume you'll need the full budget approved before starting."
問 9
事実誤認型
設問タイプ: 会場の確認 — 「メイン会議室」という場所の前提を「別館」に訂正する型
"The workshop is being held in the main conference room, right?"
問 10
状況変化型
設問タイプ: 契約状況の確認 — 「すでに署名済み」という前提を、法務がまだ審査中と覆す型。"signed"の流用に注意
"You've already signed the new vendor contract, haven't you?"
ヒント(段階開示)
問題を解いてから確認しましょう。
すべて「〜ですよね?」「〜だと思うけど」という話者の思い込み・前提を含む質問です。正解は、その前提のどこか1点(担当者・日程・場所・条件など)を訂正する応答になります。
質問文の中で「当然の事実」として語られている部分(誰が・いつ・どこで・どのくらい)に注目し、それが選択肢の中で覆されていないかを探してください。"Actually, ..." で始まる選択肢は特に要チェックです。
各問の正解パターン:
Q1: 昇進の話を「断った」=前提(喜んでいるはず)を覆す
Q2: 場所が「東京ではなく大阪」=場所の前提を訂正
Q3: 部長の役割は「別の人になった」=担当者の前提を訂正
Q4: フライトが「今夜に変更」=日程の前提を訂正
Q5: 実は「去年もっと大きい案件を担当した」=経験の前提を訂正
Q6: 提出期限は「延長された」=前提(昨日提出した)を訂正
Q7: 担当は「先週再割り当てされた」=担当者の前提を訂正
Q8: 実は「一部予算でも開始できる」=条件の前提を訂正
Q9: 会場は「別館に変更」=場所の前提を訂正
Q10: 契約は「法務がまだ審査中」=前提(署名済み)を訂正
Q1: 昇進の話を「断った」=前提(喜んでいるはず)を覆す
Q2: 場所が「東京ではなく大阪」=場所の前提を訂正
Q3: 部長の役割は「別の人になった」=担当者の前提を訂正
Q4: フライトが「今夜に変更」=日程の前提を訂正
Q5: 実は「去年もっと大きい案件を担当した」=経験の前提を訂正
Q6: 提出期限は「延長された」=前提(昨日提出した)を訂正
Q7: 担当は「先週再割り当てされた」=担当者の前提を訂正
Q8: 実は「一部予算でも開始できる」=条件の前提を訂正
Q9: 会場は「別館に変更」=場所の前提を訂正
Q10: 契約は「法務がまだ審査中」=前提(署名済み)を訂正
正解・解説
正解一覧
Q1: B
Q2: A
Q3: B
Q4: C
Q5: A
Q6: B
Q7: A
Q8: B
Q9: A
Q10: C
Q1. You must be excited about your promotion to team lead.
B ✅ "Actually, I turned that offer down." — 「昇進に興奮しているはず」という前提を覆し、断ったことを伝える自然な応答。
A ✗ "I've led several teams in the past." — TRAP 過去の経験の説明であり、今回の昇進についての前提訂正になっていない。
C ✗ "The promotion ceremony is next Friday." — TRAP 昇進を受け入れた前提のまま日程を答えており、話が噛み合っていない。
A ✗ "I've led several teams in the past." — TRAP 過去の経験の説明であり、今回の昇進についての前提訂正になっていない。
C ✗ "The promotion ceremony is next Friday." — TRAP 昇進を受け入れた前提のまま日程を答えており、話が噛み合っていない。
Q2. I heard the new office is opening in Tokyo next month.
A ✅ "Actually, it's Osaka, not Tokyo." — 「東京」という場所の前提を「大阪」に訂正する自然な応答。
B ✗ "I've visited Tokyo several times." — TRAP "Tokyo"の流用。新オフィスの話とは無関係な個人的経験にすり替え。
C ✗ "The office will have 200 desks." — TRAP 東京という前提を受け入れたまま規模を説明しており、訂正になっていない。
B ✗ "I've visited Tokyo several times." — TRAP "Tokyo"の流用。新オフィスの話とは無関係な個人的経験にすり替え。
C ✗ "The office will have 200 desks." — TRAP 東京という前提を受け入れたまま規模を説明しており、訂正になっていない。
Q3. Since you're the department head now, you'll be leading the budget meeting, right?
B ✅ "Actually, that role went to someone else." — 「自分が部長になった」という前提を覆す自然な応答。
A ✗ "I do enjoy attending budget meetings." — TRAP 前提を受け入れたままの感想であり、訂正になっていない。
C ✗ "The budget meeting starts at 10 AM." — TRAP 前提を受け入れたまま日程を説明しており、話が噛み合っていない。
A ✗ "I do enjoy attending budget meetings." — TRAP 前提を受け入れたままの感想であり、訂正になっていない。
C ✗ "The budget meeting starts at 10 AM." — TRAP 前提を受け入れたまま日程を説明しており、話が噛み合っていない。
Q4. You're flying out tomorrow morning for the client visit, aren't you?
C ✅ "Actually, my flight got moved to tonight." — 「明日の朝」という日程の前提を「今夜」に訂正する自然な応答。
A ✗ "I've flown to that city many times." — TRAP 過去の経験の説明であり、明日の予定についての訂正になっていない。
B ✗ "The client visit was rescheduled for next week." — TRAP 質問は「自分のフライトの日程」についてなのに、訪問自体の日程にすり替えており微妙にずれている。
A ✗ "I've flown to that city many times." — TRAP 過去の経験の説明であり、明日の予定についての訂正になっていない。
B ✗ "The client visit was rescheduled for next week." — TRAP 質問は「自分のフライトの日程」についてなのに、訪問自体の日程にすり替えており微妙にずれている。
Q5. This must be your first time managing a project of this size.
A ✅ "Actually, I managed a bigger one last year." — 「初めてのはず」という経験の前提を覆す自然な応答。
B ✗ "Project management requires strong communication." — TRAP 一般論であり、自分の経験についての前提訂正になっていない。
C ✗ "The project will take six months." — TRAP 前提を受け入れたまま期間を説明しており、話が噛み合っていない。
B ✗ "Project management requires strong communication." — TRAP 一般論であり、自分の経験についての前提訂正になっていない。
C ✗ "The project will take six months." — TRAP 前提を受け入れたまま期間を説明しており、話が噛み合っていない。
Q6. You submitted the report by the deadline yesterday, correct?
B ✅ "Actually, we were granted a short extension." — 「昨日提出した」という前提を、延長が認められたことで覆す自然な応答。
A ✗ "I submit reports every month." — TRAP 一般的な頻度の説明であり、昨日の提出についての訂正になっていない。
C ✗ "The report covers Q3 performance." — TRAP 前提を受け入れたまま内容を説明しており、話が噛み合っていない。
A ✗ "I submit reports every month." — TRAP 一般的な頻度の説明であり、昨日の提出についての訂正になっていない。
C ✗ "The report covers Q3 performance." — TRAP 前提を受け入れたまま内容を説明しており、話が噛み合っていない。
Q7. Ms. Tanaka is still handling the Kobayashi account, isn't she?
A ✅ "Actually, that account was reassigned last week." — 「まだ田中さんが担当している」という前提を覆す自然な応答。
B ✗ "The Kobayashi account is our biggest client." — TRAP "Kobayashi account"の流用。担当者の前提訂正にはなっていない。
C ✗ "I've worked with Ms. Tanaka before." — TRAP 自分と田中さんの過去の関係の話であり、現在の担当についての訂正になっていない。
B ✗ "The Kobayashi account is our biggest client." — TRAP "Kobayashi account"の流用。担当者の前提訂正にはなっていない。
C ✗ "I've worked with Ms. Tanaka before." — TRAP 自分と田中さんの過去の関係の話であり、現在の担当についての訂正になっていない。
Q8. I assume you'll need the full budget approved before starting.
B ✅ "Actually, we can begin with partial funding." — 「全額承認が必要」という前提を、一部予算でも開始できると覆す自然な応答。
A ✗ "The budget was approved last quarter." — TRAP 前提を受け入れたまま過去の承認時期を説明しており、話が噛み合っていない。
C ✗ "I approve of the new plan." — TRAP "approve"の流用。予算の承認とは無関係な、計画への賛同にすり替え。
A ✗ "The budget was approved last quarter." — TRAP 前提を受け入れたまま過去の承認時期を説明しており、話が噛み合っていない。
C ✗ "I approve of the new plan." — TRAP "approve"の流用。予算の承認とは無関係な、計画への賛同にすり替え。
Q9. The workshop is being held in the main conference room, right?
A ✅ "Actually, it moved to the annex building." — 「メイン会議室」という場所の前提を「別館」に訂正する自然な応答。
B ✗ "The workshop lasts about two hours." — TRAP 前提を受け入れたまま所要時間を説明しており、話が噛み合っていない。
C ✗ "I attended a similar workshop last year." — TRAP 過去の別のワークショップの話にすり替え。
B ✗ "The workshop lasts about two hours." — TRAP 前提を受け入れたまま所要時間を説明しており、話が噛み合っていない。
C ✗ "I attended a similar workshop last year." — TRAP 過去の別のワークショップの話にすり替え。
Q10. You've already signed the new vendor contract, haven't you?
C ✅ "Actually, legal is still reviewing it." — 「すでに署名済み」という前提を、法務がまだ審査中と覆す自然な応答。
A ✗ "The vendor offered a good discount." — TRAP 前提を受け入れたまま条件の話にすり替えており、署名についての訂正になっていない。
B ✗ "I signed several contracts this year." — TRAP "signed"の流用。今回の契約とは無関係な、今年の契約全般の話にすり替え。
A ✗ "The vendor offered a good discount." — TRAP 前提を受け入れたまま条件の話にすり替えており、署名についての訂正になっていない。
B ✗ "I signed several contracts this year." — TRAP "signed"の流用。今回の契約とは無関係な、今年の契約全般の話にすり替え。
頻出語彙・表現
| 語彙/表現 | 品詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| actually | 副詞(訂正のマーカー) | 実は・実際は(前提を訂正する合図) | Actually, it's Osaka, not Tokyo. |
| turn down | 句動詞 | (申し出などを)断る | I turned that offer down. |
| reassign | 動詞 | (担当・業務を)再割り当てする | That account was reassigned last week. |
| get moved (up/back) | 表現 | (予定が)変更される | My flight got moved to tonight. |
| grant an extension | 熟語 | 延長を認める | We were granted a short extension. |
| partial funding | 名詞句 | 一部の予算・資金 | We can begin with partial funding. |
| annex (building) | 名詞 | 別館・付属棟 | It moved to the annex building. |
| under review | 熟語 | 審査中・検討中 | The contract is still under review. |
| I'm afraid ~ | 熟語(婉曲な否定) | 残念ながら〜(悪い知らせを柔らかく伝える) | I'm afraid that's no longer the case. |
| as of now | 熟語 | 現時点では | As of now, the role belongs to someone else. |
弱点パターン分析
| パターン | 該当問題 | 定着ポイント |
|---|---|---|
| 担当者交代型の訂正 | Q3, Q7 | 「今も同じ人が担当している」という前提を疑い、"reassigned" "someone else"などの交代を示す語に注目する |
| 日程・場所変更型の訂正 | Q2, Q4, Q9 | 質問中の具体的な固有名詞(地名・会議室名)を鵜呑みにせず、選択肢で覆されていないか確認する |
| 経験・状況の想定過大/過小型 | Q1, Q5, Q8 | 質問者が「〜のはず」「〜が必要なはず」と決めつけている箇所こそ訂正のポイントになりやすい |
| 状態確認型(すでに完了した/期限を守った)の訂正 | Q6, Q10 | 付加疑問文(..., correct? / haven't you?)は「すでに完了している」という前提を含みやすく、実は未完了・延長のパターンが多い |
| キーワード流用トラップ(前提を受け入れたままの説明) | Q1〜Q10 各問のA/B/C系 | 質問中の単語がそのまま出てくる選択肢でも、前提を訂正せずに受け入れたままの内容は不正解 |
よくある日本人のミス
| ミス | 原因 | 正しいアプローチ |
|---|---|---|
| 付加疑問文(..., right? / aren't you?)を単純なYes/No確認だと思い込む | 付加疑問文=事実確認、という学校英語の理解に留まっている | Part 2の付加疑問文は「話者の思い込み」を含むことが多く、訂正が正解になりうると意識する |
| "Actually, ..."で始まる選択肢を見落とし、より直接的なYes/Noの選択肢を選んでしまう | "Actually"が持つ「訂正」のニュアンスに慣れていない | "Actually"は前提を覆す合図であり、Part 2後半では非常に高頻度の正解パターンだと知っておく |
| 前提を受け入れたまま関連する事実を説明している選択肢を「話が通じているから」と選んでしまう | 前提そのものが誤っている可能性を検討していない | 「この前提は本当に正しいか?」を疑ってから選択肢を吟味する |
| 固有名詞(人名・地名・案件名)が一致しているだけで内容を吟味せずに選んでしまう | キーワード一致に頼って判断している | 固有名詞が一致していても、前提の訂正になっているか/単なる補足説明かを必ず区別する |
自己評価
理解度
次回: 2026-08-23(日)— 弱点復習 または Part 7 DP(Double Passage)