Day 148 — Part 6: 「要求する」動詞群と「削減する」動詞群+未来時制

2026-09-10 Phase 4(目標900点) Part 6 — Text Completion テーマ: require/request/demand/urge + reduce/decrease/lower/cut + 未来時制 難易度: ★★★★☆

Part 6 「要求する」「削減する」動詞群+未来時制 — Phase 4 攻略

出題形式
  • 1文書あたり4問・全16問(語形/接続語/文挿入/語彙の混合)
  • 目安 約10分(1文書2分30秒・Phase 4は本番ペース重視)
  • 今回は語彙問題2問+文挿入1問+未来時制の文法問題1問で構成
  • Day 141(Phase 4: postpone/delay/defer/suspend、notify/inform/advise/alert)の継続テーマ
最重要テーマ
  • require/request/demand/urge は義務性の強さと構文の自然さで使い分ける
  • reduce/decrease/lower/cut は意図的行為か自動詞的変化か、語族の一貫性で使い分ける
  • 新方針の結果を表す未来形と、恒久ルールの現在形を区別する
  • Phase 4の目標「精度向上・時間管理」を意識し、本番ペースで解く
解法の原則: 語彙問題は訳語で並べた瞬間に複数の選択肢が「正解っぽく」見えるよう設計されている。訳語比較を諦め、義務か任意か・構文として自然か・文書内の語族の一貫性という機械的な判断基準に切り替えること。文法問題は今回限定の新方針の結果か、恒久的な一般ルールかを区別してから時制を選ぶ。

近似語彙 識別マップ

「要求する」動詞群(義務性・構文の自然さ)
require | request | demand | urge
require=規則・方針として義務づける("be required to do")/request=丁寧に依頼する(任意性あり)/demand="be demanded to do" は不自然/urge=強く勧める・説得する(義務ではない)
「削減する」動詞群(意図性・語族の一貫性)
reduce | decrease | lower | cut
reduce=意図的行為として一般的に減らす/decrease=多くは自動詞的に数値が減る/lower=価格・基準・程度を下げる/cut=費用・人員を削る(やや口語的)
鉄則: 訳語だけで比較すると必ず複数が正解に見える。義務か任意か/構文として自然か/文書内で既出の語族と一致するかを先に特定してから選ぶ。文法問題は今回限定の新方針の結果か、恒久的な一般ルールかを区別する。

本文(メモ)

Questions 135–138 refer to the following memo.
制限時間: 2分30秒(全体スキャン15秒 + 解答135秒)

設問チャレンジ(4問)

各設問を読み、選択肢から最も適切なものを選んでください。答え合わせボタンで即フィードバック。

問 135 語彙(要求系)— require vs request vs demand vs urge
[135] に入る最も適切な語を選んでください。
構造: Each department head is ------- to submit a revised budget proposal by next Friday.
✓ 正解: (B) required
文書全体のトーンは "effective immediately"(即時実施)であり、後半では期限に遅れた部署に対する凍結措置というペナルティが明示されている。ペナルティが伴う以上、これは任意の依頼ではなく義務である。
✗ (A) requested: "be requested to do" は文法的に可能だが、断らない前提の強制力を示すには弱すぎる
✗ (C) demanded: "demand" は "demand that 人 do" や "demand + 名詞" が基本形で、"be demanded to do" という受動態+to不定詞は英語として不自然
✗ (D) urged: "be urged to do" は文法的に可能だが、義務ではなく強い推奨・説得のニュアンスで、ペナルティを伴う強制力とは合わない
→ require・request・demand・urge はすべて「要求する」と訳せるが、義務性の強さと構文の自然さで使い分ける。特に demand は "be demanded to do" の形を取れない点に注意。
問 136 語彙(削減系)— reduce vs decrease vs lower vs cut
[136] に入る最も適切な語を選んでください。
構造: The proposal must show how your department plans to ------- non-essential spending by at least 15 percent compared to the current quarter.
✓ 正解: (A) reduce
冒頭の文で "senior management has decided to implement cost reduction measures" と、すでに "reduction" という語が使われている。同じ語族(reduce → reduction)の動詞を選ぶのが文書内の一貫性として最も自然。
✗ (B) decrease: "spending decreased by 15%" のように主語が数値そのものである場合に自然だが、本文は「部署が計画して減らす」という意図的行為で、他動詞用法としてはやや不自然
✗ (C) lower: "lower prices/rates/standards" のように価格や基準を対象にすることが多く、"spending" を直接の目的語に取る組み合わせは reduce ほど標準的ではない
✗ (D) cut: "cut costs/budget" は日常的には使われるが、冒頭の "reduction" という語族と一致しない
→ reduce・decrease・lower・cut はすべて「減らす」と訳せるが、意図的行為か自動詞的な変化かの違いに加え、文書内で既出の語族との一貫性も判断材料になる。
問 137 文挿入 — 話題の橋渡し
[137] に入る最も適切な一文を選んでください。
前文: 「削減対象の優先順位(裁量的支出を優先し、人員削減は最後に検討する)」
後文: 「提出期限に遅れた部署は非人件費支出の一時凍結措置を受ける」
✓ 正解: (A) All proposals will be reviewed collectively by the finance committee to ensure consistency across departments.
前文は「提案書に何を書くべきか」、後文は「提出後の期限違反に対するペナルティ」を述べており、両者の間には提出された提案書がどう処理されるかという一文が必要。
✗ (B): 年次忘年会の日程変更 → 話題と無関係
✗ (C): 年次コンプライアンス研修の受講義務 → 全く別の話題
✗ (D): オフィス改装プロジェクトの開始予定 → 話題が逸れる
文挿入のコツ: 前後の文で話題が「作成方針」→「提出後の措置」のように切り替わる場合、挿入文には両者をつなぐ中間段階の情報が入る。
問 138 文法 — 未来の結果を表す時制
[138] に入る最も適切な形を選んでください。
構造: Departments that submit their proposals after the deadline ------- a temporary freeze on all non-payroll expenditures until the revised budget is approved.
✓ 正解: (C) will face
本文は "effective immediately" として今回新たに導入される方針について述べている。この方針に対する結果は、恒久的な一般ルールではなく、今回のコスト削減サイクルに限定された今後の結果であるため、未来形が適切。
✗ (A) face: 「恒久的に成立しているルール」を表す場合に使うが、本文は今回新たに導入された措置についての結果を述べており、恒久ルールの現在形はやや文脈とずれる
✗ (B) faced: まだ起きていない今後の結果を述べる文脈と矛盾する
✗ (D) had faced: 過去のある時点より前に完了した動作を表す形で、未来の結果を述べる本文とは時制が合わない
→ 今回新たに導入される方針に対する今後の結果を述べる場合は未来形を使う。恒久的な一般ルールを述べる現在形と混同しないこと。

ヒント(段階開示)

まず自力で解いてから、必要に応じてヒントを確認してください。

「要求する」グループと「削減する」グループはどちらも訳語が重複しやすい。135は「義務か任意か」、136は「文書内で既に使われている語族との一貫性」から絞り込む。138は語彙ではなく時制の文法問題であることに注意。
135: 提出期限に遅れると凍結措置を受けるという後半のペナルティ規定から、これは「お願い」ではなく「義務」であるとわかる。4語のうちどれが "be ------- to do" の形で自然に「義務づける」を表せるか?
136: 冒頭で "cost reduction measures" という語がすでに使われている。この語族と一致する動詞はどれか?
137: 前文(提案書に書くべき内容)と後文(提出期限に遅れた場合のペナルティ)をつなぐには、提出後の提案書がどう扱われるかを説明する文が必要
138: 今回新たに導入される方針に対する結果を述べているため、恒久的な一般ルールを表す現在形ではなく、どの時制が適切か?
135: ペナルティを伴う義務的な要請 → required
136: 冒頭の "cost reduction" と語族が一致する → reduce
137: 「提案書は財務委員会が一括で審査する」という一文が、前後の話題を自然につなぐ
138: 今回の措置に対する未来の結果を表す → will face

正解・解説まとめ

問 135 — 語彙(要求系)
正解: (B) required
ペナルティを伴う義務的な要請なので required を選ぶ。demand は "be demanded to do" の構文が不自然な点に注意。
問 136 — 語彙(削減系)
正解: (A) reduce
冒頭の "cost reduction measures" と語族が一致する reduce を選ぶ。decrease/lower/cut はそれぞれ別の前提を持つ。
問 137 — 文挿入
正解: (A) 財務委員会が提案書を一括で審査するという内容
「作成方針」から「提出後のペナルティ」への話題転換を橋渡しする一文。
問 138 — 文法(未来の結果を表す時制)
正解: (C) will face
今回新たに導入される方針の結果なので、恒久ルールの現在形ではなく未来形を使う。
今回の核心:
Phase 4 の Part 6 混在問題では、①語彙問題は訳語比較を放棄し義務性・構文の自然さ・語族の一貫性で機械的に絞り込む、②文挿入は前後の話題転換を橋渡しする中間情報を逆算する、③文法問題は今回限定の新方針の結果か恒久ルールかを区別してから時制を選ぶの3ステップが求められます。

頻出語彙・表現

語彙 / 表現品詞意味例文
cost reduction measures 名詞句 コスト削減策 Senior management has decided to implement cost reduction measures.
revised budget proposal 名詞句 修正済み予算案 Each department head must submit a revised budget proposal.
non-essential spending 名詞句 不要不急の支出 The proposal must reduce non-essential spending by 15 percent.
discretionary item 名詞句 裁量的支出項目 Please focus on discretionary items such as travel and entertainment.
staffing level 名詞句 人員配置水準 Consider any reduction to staffing levels only as a last resort.
finance committee 名詞句 財務委員会 All proposals will be reviewed collectively by the finance committee.
non-payroll expenditure 名詞句 人件費以外の支出 A temporary freeze will apply to all non-payroll expenditures.
temporary freeze 名詞句 一時凍結 Late departments will face a temporary freeze on spending.
compared to 前置詞句 〜と比較して Reduce spending by 15 percent compared to the current quarter.
effective immediately 副詞句 即時発効で The new policy is effective immediately.

弱点パターン分析

パターン問われた内容定着ポイント
義務性の強さと構文の自然さで決まる「要求する」動詞群 Q135: required(義務づける・自然な受動態構文)vs requested(任意の依頼)vs demanded(受動態+to不定詞が不自然)vs urged(推奨・説得) ペナルティの有無で義務性を確認し、"be ------- to do" の構文として自然かどうかも同時にチェックする
意図的行為か自動詞的変化か、語族の一貫性で決まる「削減する」動詞群 Q136: reduce(意図的行為・冒頭の語族と一致)vs decrease(自動詞的な変化)vs lower(価格・基準向け)vs cut(やや口語的) 文書内で既に使われている名詞形・語族と一致する動詞を優先する
文挿入問題(話題の橋渡し型) Q137: 「提案書の作成方針」から「提出後のペナルティ」への話題転換を橋渡しする、提出後の処理を説明する文 前後の文で話題が切り替わる場合、挿入文には両者をつなぐ中間段階の情報が入る
新方針の結果を表す時制選択 Q138: 今回新たに導入される措置に対する今後の結果 → 恒久ルールの現在形ではなく未来形 「今回限定の新方針の結果」か「恒久的な一般ルール」かを区別してから時制を選ぶ

よくある日本人のミス

ミス原因正しいアプローチ
135 で demanded を選ぶ 「強く要求する」= demand が最も強い語だと考え、強制力の高さだけで判断してしまう demand は "demand that 人 do" や "demand + 名詞" が基本形で、"be demanded to do" という受動態+to不定詞は英語として不自然。構文の自然さも同時に確認する
136 で cut を選ぶ 日常英会話で "cut costs" を頻繁に見聞きしており、反射的に選んでしまう 文書内で既に使われている語族(cost reduction measures)との一貫性を優先する。フォーマルなビジネス文書では語族の統一が好まれる
138 で face(現在形)を選ぶ 一般的なルールの説明だと思い込み、恒久的な現在形を反射的に選んでしまう "effective immediately" で始まる新方針は今回限定の措置。その結果を述べる場合は未来形が適切
語彙問題を「訳語の一致」だけで解こうとする 単語帳の日本語訳をそのまま選択肢に当てはめている Phase 4以降の語彙問題は訳語が同じグループの語を並べて出題される。義務性・構文の自然さ・語族の一貫性など、機械的な判断基準で絞り込む

自己評価(解いた後に記入)

正解数 __ 問 / 4問
所要時間 __ 分(目標: 2分30秒以内)
理解度
間違えた問題 番号を記入してください
気づき・メモ 自由記入
次回予告:
金曜日 — Part 4(Short Talks): Phase 4相当の難度でのトランスクリプト読解(精度向上・時間管理を意識した演習)
1人の話者によるトークから目的・対象・詳細情報を聴き取る問題