Day 172 — Part 6: 後ろで決まる語彙+most of which+Had 倒置+計算で消す文挿入

2026-10-08(木) Phase 5(目標950点) Part 6 — Text Completion(新聞記事) テーマ: deferred / most of which / Had 倒置 / 文挿入(the road work・4月+18か月) 難易度: ★★★★★

Part 6: 初の「記事」形式 — Phase 5

出題形式
  • 4文書×4問=全16問(本番の設問番号 131〜146)
  • 目安 約10分(1文書2分30秒)
  • 4問のうち1問は必ず文挿入
  • 出所: ETS 公式の L&R 形式(2016年改定後)。公式ページは再取得していない(未再確認)
今回の選定(過去 Part 6 の25本を grep で実測)
  • 新聞記事の形式: 0件
  • カンマ+most of which: 0件(全ファイルでも0)
  • Had の倒置: 0件(Day 166 で予告済み)
解法の原則: Part 6 の決め手は空欄より後ろにあることが多い。空欄の文で候補を2つに絞り、後ろの文で1つに決める。文挿入では後ろの the+名詞 の先行詞と、時期の足し算で絞る。

判断の型

131 語彙(後ろで決まる)
resumed | overturned | deferred | declined
段落末の「11月12日に審議予定」=まだ投票していない
132 数量詞+関係代名詞
, most of ___ required
カンマの両側に動詞、接続詞なし → 関係詞。them は comma splice
133 Had の倒置
___ the council approved ..., we would have broken
後ろが過去分詞+主節が would have → Had
134 文挿入
the road work / next April + 18 months
the+名詞の先行詞を探す。時期は実際に足し算する

本文(記事)

Questions 131–134 refer to the following article.
制限時間: 2分30秒(全体スキャン15秒 + 解答135秒)

2:30

設問チャレンジ(4問)

選んで「答え合わせ」。正解は緑、誤答は赤で表示されます。

問 131語彙 — 決め手は空欄の後ろ
[131] に入る最も適切な語を選んでください。
構造: The city council's vote ... has been ------- . ... The council now expects to take up the matter at its November 12 meeting.
✓ 正解: (C) deferred
段落の最後「11月12日の会議で審議する予定」=投票はまだ行われず、後の日に回された。
✗ (A) resumed: 「再開された」。再開したなら後の会議を待つ必要はない
✗ (B) overturned: 「覆された」。最大の罠。住民の反対から連想しやすいが、覆すには先に決定が要り、本文に過去の議決はない
✗ (D) declined: 「減少した/断った」。投票には使わない
問 132文法 — 数量詞+関係代名詞
[132] に入る最も適切な語を選んでください。
構造: the center turned away 14 conferences last year, most of ------- required more than 3,000 seats.
✓ 正解: (D) which
カンマの前で文が完成し、後ろにも動詞 required がある。接続詞なしで2文をつなげるのは関係詞だけ。先行詞は 14 conferences(物)。
✗ (A) them: 意味は通るが、カンマだけで文を2つ並べる誤り(comma splice)。日本人が最も選びやすい誤答
✗ (B) those: 文をつなぐ働きがない
✗ (C) whom: 関係代名詞だが人を受ける
問 133文法 — 仮定法過去完了の倒置
[133] に入る最も適切な語を選んでください。
構造: "------- the council approved the rezoning request in June, ..., we would have broken ground this autumn"
✓ 正解: (B) Had
主節 would have broken =過去の事実に反する仮定。If the council had approved の If を省くと Had が前に出る。後ろの過去分詞 approved とも合う。
✗ (A) Were: 倒置なら Were the council to approve(to 不定詞)。"Were the council approved" は「議会が承認される」で意味をなさない
✗ (C) Should: 後ろは原形(Should the council approve)。未来の「万一」なので6月という過去とも合わない。Day 166 の正解なので選びやすい罠
✗ (D) Unless: 「〜しない限り」。意味が逆で時制も合わない
問 134文挿入 — the+名詞の先行詞・期間の計算
[134] に入る最も適切な文を選んでください。
前: construction will begin next April and take about 18 months.
後: Bayline has agreed to pay for the road work, which the city estimates will cost $2.4 million.
✓ 正解: (C)
後ろの "the road work" の先行詞(Shore Road の拡幅)を初めて出す文。"residents' concerns" は第1段落の交通の懸念とつながる。
✗ (A): 本文と矛盾はしないが、後ろの "the road work" が何を指すか分からなくなる。前とはつながるが後ろとつながらない型
✗ (B): 来年4月+18か月=再来年の10月ごろ。「来年末まで」は計算が合わない。"As a result" で自然に見えるのが罠
✗ (D): 本文のどこにもつながらず、"the road work" とも無関係
スコア: 0 / 4(答え合わせ済み: 0問)

ヒント(段階開示)

131 は空欄のある文で止まらず、段落の最後まで読む。132 はカンマの前と後ろにそれぞれ動詞がいくつあるかを数える。
131: 「11月12日の会議で審議予定」から、投票はもう行われたのか、まだか
132: turned away と required ——動詞が2つ。つなぐ語は選択肢のどれか
133: 主節は we would have broken ground。条件の側は「過去の事実に反する」
134: the road work の the は何を受けているか。「来年4月+18か月」はいつか
131: まだ行われていない投票を後の日に回した → 「先送り」の動詞
132: 「そのうちの大半は」で、文をつなぐ働きも持つ語 → 関係代名詞(物)
133: If the council had approved の If を省いて had を前に出す
134: 道路工事の話を初めて出す文。(B) は時期が計算と合わない

頻出語彙・表現

語彙 / 表現品詞意味例文
defer動詞先送りする(defer A until B)The board deferred its decision until the next meeting.
overturn動詞(決定・判決を)覆すThe court overturned the earlier ruling.
take up (a matter)句動詞(議題を)取り上げる・審議するThe committee will take up the proposal in March.
cite動詞(理由として)挙げるManagers cited rising costs as the main reason.
public hearing名詞句公聴会Residents spoke at a public hearing on the plan.
turn away句動詞(客・依頼を)断るThe hotel had to turn away guests during the festival.
most of which関係詞句そのうちの大半はWe received 40 applications, most of which were incomplete.
rezoning request名詞句用途地域の変更申請The rezoning request was approved in May.
break ground動詞句着工するThe company will break ground on the new plant in spring.
address (concerns)動詞(懸念に)対処するThe new schedule addresses customers' concerns.
Had + S + 過去分詞倒置構文もしSが〜していたらHad we known earlier, we would have changed the date.

倒置3種の比較(Day 166 の Should と対にする)

倒置後ろの形元の If 節時
Should + S原形If S should 原形未来の「万一」
Were + Sto 不定詞 または 補語If S were to … / If S were …現在の事実に反する
Had + S過去分詞If S had 過去分詞過去の事実に反する

弱点パターン分析

パターン問われた内容定着ポイント
後ろで決まる語彙131: deferred vs overturned空欄の文で2つに絞り、後ろの文で決める
数量詞+関係代名詞132: most of whichカンマの両側に動詞、接続詞なし → 関係詞
仮定法過去完了の倒置133: Had + S + 過去分詞主節の would have と後ろの過去分詞で判定
文挿入(指示語+計算)134: the road work/4月+18か月the+名詞の先行詞を探す。時期は足し算で確かめる

よくある日本人のミス

ミス原因正しいアプローチ
131 で overturned を選ぶ「住民が反対」から「覆された」と連想後ろの「11月12日に審議予定」で、まだ投票していないと確かめる
132 で them を選ぶ「それらの大半」と日本語で訳すカンマだけで文を2つ並べられない。関係詞が要る
133 で Should を選ぶDay 166 で覚えた倒置をそのまま当てる後ろが原形か過去分詞か。主節が would have なら Had
134 で (B) を選ぶ"As a result" が工期の文から自然に続いて見える4月+18か月を実際に足す

設計メモ(迷った他案と採らなかった理由)

迷った案採らなかった理由前提が変わったら
131 に postponed を入れるdeferred とほぼ同義で正解が2つになる前置詞(until/to)との結びつきを問うなら本文に前置詞を残して並べる
131 の決め手を空欄と同じ文に置く空欄の文だけで解け、「後ろを読む」練習にならないPhase 1〜2 相当に戻すなら同じ文に置く
132 に who を入れるwhom と同じ「人」の理由で落ち、誤答が重複する先行詞を人にして who/whom の格を問う版を作る
133 に If を入れる"If ... approved, ... would have" は時制のずれで誤りだが、話し言葉では聞かれ、異議が出うる後ろを had approved にして別の型で出す
134 (B) を1か月違いにするPhase 6 で予定。今回は年をまたぐ計算だけで落とすPhase 6 で月1つ分のずれにする
However vs Nevertheless を出す記事形式・関係詞・Had を優先。1文書4問に全部は入らない次回の Part 6(10/15)で still を合図にした逆接2語の問題にする

扱わなかった範囲

  • 本番 Part 6 は4文書16問。今回は1文書4問で、形式としては本番の 1/4
  • 接続副詞の問題は今回なし。Were の倒置は誤答として出しただけ
  • 関係詞は most of which のみ(some of whom・none of which などは未出題)
  • 文書の形式は記事のみ。広告・手紙・ウェブページは未出題
  • 文法の説明は一般的な英文法の理解に基づく。公式ページや辞書の再取得はしていない(未再確認)。地名・会社名・人物・金額は架空

自己評価(解いた後に記入)

正解数__ 問 / 4問
所要時間__ 分(目標: 2分30秒以内)
理解度
間違えた問題番号を記入してください
気づき・メモ自由記入
次のステップ:
発展: 先行詞を人にした many of whom、the majority of which。Were の倒置を正解にし、後ろの to 不定詞で判定する問題
次回予告: 金曜日 — Part 4(Short Talks): Phase 5 相当のトーク2本